創設計/勝田です。経験豊富、気さくな建築家です。ご不明があれば何でもご相談下さい。
ちょうど現在都内にて準耐火構造の重層長屋を設計中です。近年、長屋建ては共同住宅に比べ法規制の制約が少ないこともあり避難の安全性等について問題視される傾向にあります。
各行政では、建築基準法のほかに東京都であれば「東京都安全条例」、千葉県であれば「千葉県建築基準法施行条例」、さらに建築指導要綱等の規制改正があり長屋建て敷地については細かく規制が加えられております。
千葉県建築基準法施行条例では長屋建ての旗竿地形状について土地形状・建物戸数・建物規模により下記のような要件となっております。
概略ですが、参考として戴ければ幸いです。
1.旗竿地形状の道路よりの延長距離と幅員規定
道路より延長距離10m以内--幅員3m
20m以内--幅員4m
20~25m--幅員5m
25m以上--幅員6m
(幅員は有効空き寸法です。建物壁厚約120mm、塀の厚さ約50mm等加えた幅員が必要 です。)
2.建物規模による旗竿地幅員
延べ面積100㎡~200㎡--幅員3m
200㎡~500㎡--幅員4m
500㎡以上--幅員5m
その他、階数3階では幅員3m必要。また、1種低層住居専用地域では、3階及び軒高7mにて日影規制がかかります。(北側敷地の余裕が必要となります)
準耐火構造以外の木造長屋は6戸までの建築戸数制限等があります。
千葉県内においても、さらに各市の行政にて独自の条例を掛けているところもございます。
大変複雑です。
候補の土地が見つかりましたらご相談戴ければ調査検討致します。宜しければお気軽にご連絡下さい。
(有)創設計/勝田無一
サイトURL/
http://sou-archtect.la.coocan.jp/