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家づくり相談

杉の外壁について

新築し、7年が経ちました。

自然素材にこだわり外壁に杉を使ったのですが、塗装がはげ、特に雨の日は見た目がものすごくなってしまいます…

これはまた、この上から塗装をしなおした方が良いのか…自然素材ではないものに張替えた方が良いのか…塗装しなおしても結果また同じようになるのか…

まだローンも残っており予算もなるべく安く済んだほうが助かります。

部屋の床も塗料を一度塗りしただけなので、所々はげてしまっています。最初はものすごく綺麗だったんですが…こういった場合の床のリノベーションはどんなものがあるでしょうか?大体の予算はどのくらいでしょうか?
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専門家の回答

5件

2017年 8月10日
自然素材のワックスで再塗装されるのがよろしいかと思います。表面に膜を作ってしまう塗料はお勧めしませしません。せっかくの木目がなくなってしまいます。ワックスのメーカはいろいろありますが、外部用と内部用のワックスを使い分けることが大事です。大体5年ぐらいで塗り替えるペースになります。可能であればご自分でされると、安く出来ます。結構、塗り替えるのは楽しい作業です。塗料はメーカーに注文すれば送ってくれますから、塗料と、はけなどの道具代だけで済みます。
自分でするなんて、とんでもないと仰る場合は、塗装屋さんに頼むしかないですから、それなりの工事費がかかってしまうのは仕方がありません。それでも自然素材の良さが残りますから、そういった出費も無駄ではありません。
矢印
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矢印
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2017年 8月10日
YUKA様
はじめましてアース・アーキテクツの鷲巣といいます。

設計者の立場としては、これはこれで「いい味」だと思いますが
ほっとくと杉板が傷んでしまいますので、浸透式の「表面に塗膜」
をつくらない塗装を施した方がいいと思います。
表面に塗膜をつくる塗装は、木が呼吸できなくなりますので避け
て下さい。
海外製の「自然塗料」は高いですから国産の浸透式塗料で十分だと
思います。

ご参考にして下さい。
アース・アーキテクツ一級建築士事務所 鷲巣
矢印
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2017年 8月10日
YUKAさん、自然素材にこだわって建てた家ですので思い入れがあることと思います。
年数がたって思っていたのと違う劣化にビックリされているかと思いますが
写真を拝見した限り無垢の杉材の経年劣化としては特に問題はないと思います。

紫外線と雨による経年劣化が主な原因ですが
抑えるには浸透性の塗料やワックスを塗るのをお薦めします。
外部塗装をするなら劣化が目立たない濃いグレーや濃茶が良いと思います。
塗装をしてもまた同じように劣化をしますので年数がたてば塗り直しが必要です。

自然素材以外に張り替えても建材は劣化するので塗装のやり直しや張替えは必要です。
モルタル掻き落としやそとん壁は耐久性が高いですがやり直しにかかる費用を考えると。
塗装をして杉板を長持ちさせるほうがコストもかからず得策だと思います。

外壁は高い部分もあるので塗装屋さんに相談するのが良いと思います
部屋床は家族皆さんで塗りなおしをなさるのをお薦めします。
大掃除に合わせて塗りなおすと落ち着いた杉の奇麗な床になります。

設計された建築士や工務店からも説明があったかと思いますが
もう少し早く塗装を行っているとここまで心配になる劣化には成らなかったかと思います。
今からでも予算を抑えながら長く持つようにメンテンナンスをなさってください。


一級建築士事務所 匠拓:寺澤 秀忠
WEB: http://www.syotaku.jp/
矢印
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2017年 8月10日
YUKA 様
床に関しては、塗装が施してあるのに7年でこの状態ということは、少しハードな使い方をされているのでしょうか?
何れにしましても、無垢材であれば汚れや古い塗膜を落として再塗装の必要があります。
ワックス系 塗膜系 オイル系と色々ありますが、一旦ワックス系で仕上げ、時折リンレイの自然由来ワックスでメンテするのがお勧めです。(水ぶきの様に簡単なので)
問題は外壁です。
今後のメンテナンスコストを考えた時に何がベストか?
そもそもそれを見越した設計なのか?
私は大きくこの二つの視点からお答えいたします。
写真では平家にも見えますが、2階建てであれば塗装に際し平屋よりも大掛かりな足場も必要になりますので、定期メンテナンスコストを永年にわたって負担するのは不経済とも言えます。
私どもも施主様から「一番メンテナンスのいらない外壁は」と質問を受ける時に、「経年変化を楽しめるのであれば、杉赤身の厚板(3センチ前後)で無塗装」とお答えしています。
ただし「ある程度軒の出が確保できるプラン」と付け加えています。
様々な樹種ごとの木の特性を理解せず、意匠重視だけで悪条件のもと木材を採用すると、予想外に早い劣化を招くこともあります。
写真から判断するに、まず、一部に杉の赤身(丸太の中心部)ではなく白太(丸太の外周部)の材を使っているのではないかと思います。(もしくは源平(赤と白))
理由として、節が少ないので辺材部(丸太の外側)からの製材品に見えますし、同じ壁面でもグレーや黒といった色のばらつきが見られる点は、辺材部の特性としての黒ずみ易さが出ているように見えます。(もちろん赤身で無節材もありますが高価)
また、軒の出が全く無い造りですので自ずと劣化しやすいです。
更に詳細な現状把握は必要ですが、以上の点から、このまま定期メンテナンスにお金をつぎ込むか、根本的な構造特性を改善して定期メンテナンス費を抑制するか、ご検討されるのが賢明だと考えます。
杉の白太の場合、軒の出が無い外壁であれば15年が限界ではないかとも思います。
改善案として外壁上端部(パラペット有?)から板金加工で30センチでも庇状のものを取り付けて、雨が直接掛かるのを軽減させます。
外壁が白太の場合、杉赤身の厚板に取り換えるのも良いです。
シルバーグレーに変化するのを楽しめないのであれば、今のまま塗装メンテを繰り返し、限界時に他の仕上げ材に変えるというのも一案です。
若干劣化した状態で浸透性の木材外部用塗料(オスモ・キシラデコール等)を3回ほど塗れば、加工直後の新品木材に塗るよりも吸い込みが良く長持ちするという話もあります。
ただし、既に木材の一部が白太で腐朽してしまっていると手遅れです。
矢印
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2017年 8月14日
YUKA 様

はじめまして。
東京都北区で活動しております、有限会社建栄の金野と申します。
弊社は、意匠設計事務所であり工務店でもあるという立場
(自分で設計したものを自分で作ってる)から申し上げますと、

外壁は表面清掃の後、浸透性塗料(弊社はプラネットジャパンのウッドコートを2回塗りします)がよろしいかと思います。見た感じ、カラッカラで油分も抜けてる状態ですので1回目でかなり塗料を吸うと思います。2回塗るのが重要です。濃い色の方が持ちも良いです。

内部床につきましては、全面サンドペーパーで木地を出したあとワックス塗り(弊社ではプラネットジャパンのラッペンワックスを1回塗りします)がよろしいかと思います。こちらはマーガリンみたいなものですので自分でも簡単に塗れます。たくさん歩くところはその都度塗りこんでください。

手入れをしたくないようでしたら、ガラスコートをかけてしまえば相当持ちます。自然素材を使うということは、車のオイル交換や革製品のお手入れと同じと考えてください。メンテナンスをしながら使うことで工業生産品よりも長く使えます。
矢印
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矢印
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