再建築不可のリフォームについて、屋上の増設は可能でしょうか

既存建物の書類関係があるかどうか、住宅ローンを組む場合は、既存建物の確認済証、検査済証が必要になります。現在の建築基準法に満たない(不適合建物)ことを証明し、工事後に確認検査を受ける必要があるはずです。

築年数からいって、基準法で言う4号建物であれば書類関係は無いことがほとんどなので、事前に調査してから購入するべきだと思います。

再建築不可ということは、すでに違法建築なのか、既存不適格建築物なのかを精査する必要があります。
違法建築物の場合、増築など確認申請が必要な場合は許可が下りません。（違法を是正してからになります）
屋上を利用するとなれば階段や階段室が必要になるのでそこの部分は重要です。
既存不適格建築物の場合は階段部分が自立できて既存建築に負荷をかけない場合は可能な場合もあります。緩和規定の諸条件がありますので、
購入前に事前に設計事務所などにご相談されてはいかがでしょう。
ベランダだけのことであれば、既製の後付バルコニーや、2階部分を屋外空間に改装するという方法でできるかもしれません。

はじめまして。
一級建築士事務所ikmoの比護結子と申します。

以前に、築５０年程度の住宅のリノベーションで、屋根の一部を屋上に改修したことがありますので、参考になるかと思います。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~ikmo/2012/works/katena.html

再建築不可の物件のほとんどが、接道していないものだと思いますが、それ以外の部分で現在の建物が建築基準法をみたしているかどうかによるかと思います。上記の住宅は、建築面積がオーバーしている部分を減築して、法規に合うようにした上で、外部階段と屋上をつくりました。
面積が増えないような改修であれば、ある程度は可能ですが、防火・準防火地域かどうか等によっても条件は違いますので、詳しい情報をいただければアドバイスできるかと思います。

一級建築士事務所ikmo　比護結子
URL　http://www5b.biglobe.ne.jp/~ikmo/
Mail*****biglobe.ne.jp
東京都江東区北砂6-14-5
tel *****
fax *****