おぎの設計室の荻野と申します。
この計画には増築確認申請が必要です。既設部分の適法性や安全性を担保するためには、既存建物の確認申請書や検査済証が必要になります。そのうえで、建築基準法に適合しているかどうか、また既存建物に1フロアを追加しても安全性が確保できるかを、構造的に検証する必要があります。
他の方もご指摘の通り、もともと1フロア分の増築を見越した構造計画(学校建築などに見られるタイプ)でない限り、増築のためには既存構造の見直しや、基礎を含む大規模な補強工事が必要となることが一般的です。そのため、現実的にはフロアの増築は困難です。