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新築戸建て耐震補強自然素材

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木の家に制振ダンパーは必要か

現在、木や自然素材にこだわった建築会社(以下A社)に依頼するか検討中です。

構造材は国産無垢材で集成材は一切使用しない。
太い柱や梁でがっしりとした作り。
壁にはラス板を斜めに張る。
接合部に金具を使用した軸組工法。
断熱材はセルロースファイバー。

といった特徴があるようです。
堅牢な家ですと揺れにくい反面、強い揺れでは構造に負荷がかかってしまうのではないかと心配になりました。

A社によると、
制振ダンパーは耐用年数の保証が短く、100年住める家を目指す会社の方針に沿わない。
希望の装置が有れば設置を検討する。
という事です。

また、制振ダンパーも揺れによって設置されている柱を破損させる恐れがあるという見解の企業もあるようです。

長く住める安心な家に住みたい場合、制振ダンパーは付けるべきでしょうか?
プロのご意見をお聞かせください。

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星マーク
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2017年 1月17日
むいぽん様

堅牢な家ですと揺れにくい反面、強い揺れでは構造に負荷がかかってしまうのではないかと心配になりました。
A:建物は地震力に対してある程度揺れを許容することで倒壊(構造部材の破損)を防ぎますので、建物が堅牢なほど負荷がかかるお考えは正しいです。

制振ダンパーは耐用年数の保証が短く、100年住める家を目指す会社の方針に沿わない。希望の装置が有れば設置を検討する。
という事です。

A:20年程度と聞いています。制振ダンパー自体歴史が短いため、長い保証設定がなされていません。あくまで実験データレベルで装置自体の耐久性は100年持つといっているメーカーが多いと思われます。

また、制振ダンパーも揺れによって設置されている柱を破損させる恐れがあるという見解の企業もあるようです。

A:地震は複雑な揺れのメカニズムで負荷をを構造に与えますので、実験データでは検証できない可能性は拭えません。

長く住める安心な家に住みたい場合、制振ダンパーは付けるべきでしょうか?
プロのご意見をお聞かせください。
A:私の考えでは、制振ダンパーが無くても先の大地震を乗り越えた住宅が多数存在する事実や数百年存在し続ける民家の存在などから、しっかりとした構造設計と工事管理を行い、構造上の体力はもちろんのこと、防腐防蟻対策を行い、メンテナンスフリーではなく定期的な検査を行えば制振ダンパーが無くても木造建築は200年でも持つと考えております。そもそも制振ダンパー自体は金属や樹脂といった経年劣化を前提とした材料で構成されていますので、全面取り替えせずに100年の保証を求めることは難しいと思われます。先ずはダンバー無しで100年耐久の基本性能を設計上備えた上で、さらに建物の揺れを減衰させる(二次災害を最小に抑える)目的で制振ダンパーを設置されることが肝要かと思います。
素晴らしい住宅の実現をお祈りしております。
参考になれば幸いです。
吉田
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ユーザーの返答

2017年01月17日

むいぽんのプロフィール写真

ご回答ありがとうございます。
定期的なメンテナンスが重要なんですね。
制振ダンパーの経年劣化についても含め、設置するか相談してみようと思います。

星マーク
相談者が役に立った
2017年 1月17日
・100年って誰が見届けられるのでしょうかね。

 家を建てる人は、若くても30代だと思います。その方が、あと70年生きて 100歳超えですね。

・制振ダンパーの耐久性は解りません。

 そもそも、制振ダンパーは接合部に金物だよりの
 軸組工法だからやむなく必要なんですね。

 伝統構法ならば制振ダンパーは要らないと思います。

鶴崎より

k-tsur*****.com


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ユーザーの返答

2017年01月17日

むいぽんのプロフィール写真

ご回答ありがとうございます。
伝統工法なら何故制振ダンパーが必要ないのかまで教えていただきたかったです。
家って高価な買い物です。子、孫の代まで使えるようなものを求めるのはおかしな事でしょうか。
鶴崎さんは回答率は高いですが回答にムラがあるように思います。
面倒ならお答え頂かなくて結構ですよ。

星マーク
相談者が役に立った
2017年 1月17日
むいぽん 様

初めまして、森林力の家/アグラ設計室の松橋 健と申します。伝統木構造専門の設計室です。
木造は本来地震・台風に強い構造なのです。正倉院・東大寺大仏殿・法隆寺五重塔等の木造建築が何故、築後800年から1300年も経過しているのに現存しているのか?いずれも柱・梁等の構造材にヒノキを使い金属金物/ネジ類は一切使用せず、木と木を組上げて建てられているからなのです。
ヒノキの特性を述べます。伐採時(新築時)の強度が100としますと、ヒノキは200年かけて強度は約130(30%UP)迄上昇します。その後1000年懸けて100迄強度が戻ります。ヒノキは強度だけでは無く、香りが住む人に安らぎを与えてくれます。
伝統木構造は柱にヒノキ・梁に杉/ヒノキを使い、壁は「通し貫」を下地に竹木舞土壁で造る「柔構造」の建物なのです。こういう建物は、構造材を室内に現わす工法ですから土壁と共に調湿・蓄熱作用が優れており、快適な住み心地となります。
昨年5月に大和市で竣工していますので、伝統木構造の住宅を見学される事をお勧めいたします。理論より見学して、ヒノキの香り・お住まいの方の感想等をご確認下さい。

森林力の家/アグリ設計室
〒515-2614 三重県津市白山町伊勢見150-195
TEL059-264-2223
HP http://www.forest-energy.com

追伸:制振ダンパーは現在の剛構造の木造に柔構造の役目をしてもらいたいと造りだされた金属部品なのです。
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ユーザーの返答

2017年01月18日

むいぽんのプロフィール写真

ご回答ありがとうございます。
伝統的な建築物の建て方も興味が有りました。
予算が許せば宮大工さんにお願いできないかと考えたくらいです。
しかしこれも残っているものと倒壊してしまったものがあり、難しさを感じています。
HP拝見してみます。

星マーク
相談者が役に立った
2017年 1月17日
100年基準で基礎コンクリートの強度を高めた木組土壁の建築設計をしております瀬古と申します。
金属機械的な制振ダンパーは木組みの100年住宅にそぐわないという考え方は、前にお答えの松橋さんと同じ様なところもあるのですが、土壁を付けない乾式工法において、私はダンパーが有効な作用をするのではないかと考えます。
ダンパーで減衰するということは、それが無い木造住宅においては、筋交いやパネルを止めつけている釘等が地震力による建物挙動を受け止めて、釘や接合部が変形して減衰させている部分があります。
連続して入力される地震力に関しては、確実に減衰力も低下していると思いますが、それは熊本地震での倒壊事例に見受けられます。
土壁の場合は地震時に土壁が壊れながら減衰していますが、減衰力の低下に関しては同じことが言えると思います。
そういった観点からしますと、20年~30年のメンテや交換は必要かもしれませんが、それが可能であれば土壁等による減衰の性能よりも連続した地震力に対して優位性があるのではないでしょうか。
物のない時代に基本的な考えが作られた建築基準法ギリギリの細い軸組みでは話になりませんが、太い柱や梁を有する構造体であれば、仕口や貫や土壁やダンパーといった力を減衰させる機構については、メンテナンスを視野に入れ軸組みとの相性を検討した上で採用すれば良いのではないかと思います。
因みに、私共が土壁を採用しているのは減衰機構だけではなく、人体に対する心地良さをもたらす温熱環境の部分も大きなウエイトを占めます。
ご参考にならないかもしれませんが、個人的な意見を述べさせていただきました。
矢印
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ユーザーの返答

2017年01月18日

むいぽんのプロフィール写真

ご回答ありがとうございます。
土壁にそんな機能が有ったとは知りませんでした。
あえて一部を壊して本体を守るというのは日本らしい気がします。
地震対策に対する考え方はプロの方でもご意見が分かれるところのようですね。
それぞれに理由があり悩みますが、それが分かった事も参考になりました。
土壁も調べてみます。

星マーク
相談者が役に立った
2017年 1月25日
僕がぜったいに大切にしていることおしらせいたします。災害で家を失いもう持てないか二重債務の苦労に人生を追いやられている方が今の日本にふえています。二重債務をさける基準法以上の設計手法をしています。日本の法律はくりかえしくる巨大地震を想定しておりません。悪くとれば一度だけクリヤーできれば法的に良いと言うレベルです。見えない内壁部できがつかないまま耐震金物で木が割け、くりかえしくる大地震にたえられずやがて倒壊します。今までの大地震とはちかい、日本中の山の火山活動が盛んとなり大地震を向かえる大地震は経験がありません。質が根本的に違うと認識してください。東北や九州がまさにそれで歴史的大地震が束になっておきています。単なる基準法の耐震金物ではだめです。木が割けず劣化しない工法を取り入れくりかえしくる大地震に耐震性能が劣化しない設計をおすすめいたします。普通そこまで入れ込んだ設計をする人はなかなかいません、はなしたらまだまだきりがありません。このような底辺を大切にして設計しています。それが私の持ち味のボリシーです。耐震ライセンスもち都庁をで耐震相談窓口をしてました。普通していない工法で特殊設計をして家族を守りませんか。気が向きましたら資料をfrom*****omにおくりください。スケッチの段階は無料です。お気に召さない限り後追いもしません。
それではゴキゲンヨウ
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ユーザーの返答

2017年01月31日

むいぽんのプロフィール写真

ご回答ありがとうございます。
工法や設計でも違うんですね。
その点も聞いてみたいと思います。

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