3点ですか?ご質問は。
最初の2点は容易いですね。
最後の1点は「頼み方」で違いは出ますよ。更に言えば住宅の性能ってのは最初の2点についての達成力を言うと僕は思いますね。数値だけで言う性能なんて、可視化のお題目に則ってるだけです。
安心して暮らせるのが「地震力」に対してだけなら大した才能も無い設計士でも設計できます。割と簡単というか、根拠が基本「建築基準法」ですからね。それに対して何倍っていう程度の内容ですよ。特にハウスメーカーでは基準法の何倍ってことだけが主張です。バランスまで考慮しないですよ。いや、出来るし、したいんでしょうけど、木造なら「間取り」に泣かされます。仕方が無いんですよ。
家を資産として残せるかなんて、普請した本人には図れないです。
どんなに立派な建物だって、世襲?贈与?兎に角、受け取る人が価値が無いと思えば、それで終わりです。100年住める家は建築可能です。凄く簡単。そのように設計すれば良いです。でも殆どの人が(全員ですけどね)普請した家に100年住むことはできません。死にますから。
丈夫なだけの家なんて、僕は存在価値がないと思ってます。
大地震が来たときに住人の命を絶対に守れる家を設計しています。でも崩れてしまうかもしれません。それでも、家の下敷きになっても、ギリギリ堪えられる様な家具の配置にまで気を使っています。真面目に設計をやっている設計士なら、みんなそんな感じです。
僕は、むしろChiharuさんが、どんな家が欲しいのかを知りたいですね。
大して儲かりもしないですけど、っていうか食えないのに建築家を続けている馬鹿は、もうとっくにプライドも捨ててしまっています。出来れば優しい言葉をかけて欲しいですね。シニカルな質問は読んでいて辛いです。
URBAN GEAR / アーバンギア 本多
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