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重層長屋住宅の計画について

  弊社 関西件で賃貸物件を建設販売を行っています。
重層長屋を計画しています。
間取りは 1階と2階に メゾネットで2戸 と 1階から3階へ専用階段室で上がって行く 計 3住戸です。
当初 某メーカーからの提案は床をALCで建設するTYPEでした。
私のアタマの中は 床 ALCで ずっと固まってました。

メーカー工法以外の在来の工法で検証を行っているの中で
スタッフから 床をQLデッキにした方が防音性に優れているんじゃないですか?
と意見があがりました。

ALC床は メーカーの提案工法なので 問題ないと思っていましたけれど、
防音性は 床をQLデッキにした方が優れていそうです。

メリット / デメリットで

メリット : 床が軽いので 柱が細くなる。
デメリット : 逆に柱が 太くなる。
 梁の高さサイズは分からない。階高に影響して来ます。 メーカーの提案は天空率を使っても、
制限 高さ いっぱいでした。

床だけが全てじゃないですけれど、
床 ALC を考えるか、 QLデッキで検証をする方が良いか? 値段を含めて 
ってプロの方の意見は どんな感じですか。

専門家の回答

3件

2024年 4月26日
こんにちは。
メーカーの方も建築士でプロではないでしょうか?
しっかりとご相談しながら進められるのをお勧め致します。 それでも心配であれば設計事務所に依頼してくださいね。
頑張って計画してください!
矢印
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矢印
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2024年 4月27日
ウッディ様

初めまして、アトリエシーユーの竹石と申します。
東京都大田区の設計事務所です。

鉄骨造で住居系の収益物件を設計する際に、
私どものような設計事務所は何の迷いもなくデッキコン(QLデッキ)にすると思います。
私はALC版で床を計画したことはありません。
なぜ選ばないかと言えば、床剛性をスラブで取りスパンを飛ばしたいということもありますし、収益物件は階高、天井懐スペースの確保など高さ方向にシビアですので、床をALC版にしてブレースを設置するなど、色々考えると憂鬱です。
今回のご質問から外れてすみません。
まず遮音性ですが、遮音は物質の重量が重要ですので、コンクリートの方が物性として遮音性があります(梁区画面積はさておきですが)。
次にコストは重量の重いコンクリートの方が杭なども含めた総合的コストを考えれば高くなるのかと思いますが、ALC版を床に貼る工事など色々考えるとそんなに違わない可能性はあります。ただそもそもハウスメーカーと建設会社のコスト比較の方が議論として重要かもしれません。

株式会社アトリエシーユー一級建築士事務所
竹石明弘
https://ateliercu.jp
矢印
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2024年 4月27日
計画されている1,2階のメゾネットの2住戸よりも、2,3階をメゾネットの2住戸にして、1階をワンフロアで1住戸にしたほうが、全体の商品価値が上がると思います。
鉄骨造で床をALCパネルにするのは、100角の細い柱で建築する、ローコストの認定工法だろうと思いますが、建物の遮音性能などの性能としては、あまりお勧めできません。当然、重量鉄骨造にして、床をデッキスラブにするほうが良いと思いますが、その分建築コストが上がります。
いっそのこと、木造3階建ての耐火建築工法にして、遮音対策を充分にしたほうが、性能とコストのバランスが取れるような気がします。
矢印
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