建築家と家づくり 好きに暮らそう SuMiKa
家づくり相談

新築戸建て平屋断熱・気密

回答 

4件

役にたった回答 

1件

防湿気密シートについて

現在、熊谷市で新築平屋を地元のハウスメーカーで建てる予定です。
断熱材はアクアフォーム120倍発砲ウレタンです。
担当者には防湿気密シートは必要ないと言われましたが、心配なのでオプションで付けようと考えています。
そこで質問ですが、担当者から床は床板合板があり、天井は壁に比べ空間が広く湿気が溜まりずらいため、シートを貼るなら壁だけで良いと言われました。
全面に貼らなくて良いものなのかご意見いただければと思います。
ちなみに壁内結露に影響あるか分かりませんが内壁は漆喰予定です。

専門家の回答

4件

星マーク
相談者が役に立った
2024年 7月21日
基本的に気密性を考えるのであれば床、壁、天井にシートを貼らないと効果がないです。

※床は基礎断熱ならシートを貼る必要はなくなります。

基礎コンクリートは打設後2年間は水分を放出するので床下の湿度は高くなります。

小屋裏は太陽光の影響を受けて熱くなるので水分を含みやすくなります。

小屋裏をしっかり換気できるように軒天にはしっかりと有孔ボードを施工しましょう。

小屋裏換気には棟換気が効果的です^_^
矢印
この専門家のプロフィールを見る

ユーザーの返答

2024年07月22日

りおんのプロフィール写真

ご丁寧に回答していただき、ありがとうございます。
気密には、それほどこだわりはなく内部結露が心配なのでハウスメーカーの方に基礎断熱であるか、軒天の有孔ボード、棟換気がついているか確認してみます。

2024年 7月22日
初めまして、埼玉にあるアーキネットデザインLLC代表の市川均と申します。天井に湿気が溜まりづらいは間違えです。暖かく湿気た空気は軽く上昇するので天井内に入り、屋根からの冷気に触れ結露します。埼玉は暑いですので屋根は外断熱がお勧めですが。ご心配の通り、外部との気密性よりも、壁内(もちろん天井内も)結露の方が建物の寿命を左右するので重要です。気密シートのみが万全ではありませんので、壁内結露は十分にご検討ください。家には湿気対策が最も大切です。
余談ですが、熊谷には私が最も信頼する大工のひとりがいます。
アーキネットデザイン合同会社代表
早稲田大学建築学科非常勤講師 市川均
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2024年07月27日

りおんのプロフィール写真

ご回答ありがとうございました。
ハウスメーカーに確認したところ、軒先環境と棟換気をつけてくれるのでとりあえず大丈夫かと思いました。湿気対策のアドバイスありがとうございました。

2024年 7月22日
発泡ウレタンも気泡がつながっている形状の物はカット部分などから水蒸気が入ることがあります。施工時にありがちですので、防湿シートを入れると安心です。
防湿シートは隙間なく貼るのが基本なので、床や壁との取り合い部分も大事ですし、
天井と壁の取り合いも重ね合わせてテーピングです。床はまだしも、天井は必要です。
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2024年07月27日

りおんのプロフィール写真

ご回答ありがとうございます。
本当は壁だけでなく天井や床にも防湿気密シートも入れたかったのですが、屋根断熱で天井はダウンライトの場合はできないこと、床も換気口がついてるとのことで、壁だけ貼ることにしました。

2024年 7月22日
内部結露についての心配は簡単に防湿に走らないことです。内側から外側までどのような特性の建築材料で構成されるか、それにともなって外部から内壁までの温度変化と計画地の気候に応じて検討するものです。現在の高い性能の住宅を計画すると防湿はむしろ結露を起こす場合が計算条件により考えられます。公の統一的な材料指定で盲目的に計画するのは考えものです。しっかり計算をして考えられたものを採用されることをおすすめします。
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2024年07月27日

りおんのプロフィール写真

おっしゃる通り工法の種類や何の材料かにもよって変わるとのことで、ハウスメーカーに正確な断面図の図面を作っていただこうと思っています。
長く住める家にとって完璧さを求めたいところですが、予算も限られてるので屋根と床は自然換気頼みにしようと思っております。
アドバイスありがとうございました。

この家づくり相談「防湿気密シートについて」をfacebookでシェアする

関連する家づくりカテゴリー

おすすめ

同じカテゴリーの他の相談

悩みや疑問を専門家に聞きたい方はこちら

作りたいものが決まっている方はこちら