はじめまして。
静岡市で設計事務所をしています、㈲滝下秀之建築アトリエの滝下秀之と申します。
当敷地の道路斜線等全てクリアできる仮定で考えますと、55坪×400%=220坪ですが、
1)駐車場の容積率の緩和(延床面積の1/5まで、容積率を算出する面積には参入されない。)
2)共同住宅の階段・廊下等の容積率の緩和(共同住宅の共用の階段・廊下等の面積は全て参入されない。)
がありますので、実際には1階の駐車場と各階の共用の階段・廊下等含めて、延床面積が330坪前後建築可能になるかもしれません。
仮に延床面積330坪(緩和部分も含めた床面積)とすると、
330坪×90万円/坪~110万円/坪=29,700万円~36,300万円+経費(10~14%)程度かかるのではないでしょうか?
弊社は去年、愛知県春日井市と半田市で設計・監理をしましたが、愛知県も東京と同様に建設費が右肩上がりに上昇していることを実感しました。おそらく、このまま2019年10月(消費税10%に増税予定)、2020年夏(東京オリンピック開催)までさらに上昇することでしょう。
ところで、賃貸マンション+自宅の物件でよくあるケースですが、自宅部分もマンションのような空間やつくりをしていることが多く、気にかかることがあります。
本来ならば、建物の上階部分なので屋上も利用して、開放的で楽しい空間、戸建て以上に快適な住宅が設計できるはずです。
数年前、弊社が静岡市内に設計したHマンションは(
http://www.takishita-arch.com/works-syua1-h1.html)、鉄筋コンクリート造地上7階建てで、高層棟は1階が駐車場、2~6階が賃貸マンション、7階が施主の住宅です。その7階の住宅はデッキテラスや芝生の庭があり、天気の良い日には富士山を一望できる、開放的で住み心地の良い二世帯住宅を設計しました。
また、賃貸マンション部分も風通しと採光を良好にするため、これまでのマンションにはないある工夫をしたことで、オープンして1ヶ月半で34戸全て入居し、数年たった今も入居希望者が待機しているそうです。
都心部を中心に賃貸マンションがますます増加するなかで、築10年以降も勝ち残るには、近隣マンションにはない外観デザイン,居心地の良い空間等、さまざまな工夫が必要だと思います。
少し話がそれましたが、「なごやん」様の参考になりましたら幸いです。
■ ㈲滝下秀之建築アトリエ一級建築士事務所
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