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家づくり相談

2007年築3階建ての耐震性能と補強について

以下のスペックの中古住宅を検討中です。
・2007年築
・3階建て
・耐震等級は未取得

地震で家族が亡くなることだけは避けたいと思う一方で価格も手頃で魅力に感じています。

2000年以降の戸建は耐震基準が高いと言われる一方で、建築後17年経過していること、耐震等級も未取得であること、地震に弱そうな3階建てであることに不安も覚えます。

質問なのですが
①一般的な話として、2007年築の戸建(3階建)の耐震性はどの程度でしょうか?大地震がきた際に倒壊するリスクは高いでしょうか?

②耐震補強の必要性は高いでしょうか?耐震補強すれば、耐震等級2や3と同等程度にすることも可能なのでしょうか?(価格感も合わせてご教示いだだけないでしょうか)

お手数ですが、ご回答のほどよろしくお願いいたします。

専門家の回答

3件

2024年 5月27日
はじめまして大阪箕面で設計事務所をしています
アイ・シー企画株式会社の長谷川と申します。
私どもは分離発注型の設計をメインにしています。
建築は信頼のおけるたくさんの専門工事会社が一つのチームで
お客様のご要望に最大限こたえるために力を尽くします。
分離発注はコストパフォーマンスを良くするだけではなく、
建築の透明性を高めより信頼性の高いものになります。
コストと信頼がつながるものと思います。
建築士はそのチームをまとめるコンダクターです。
夢の実現のために私ども建築士と、施主がコラボした建物ばかりです。
詳しくは当社ホームページをご覧ください。
http://www.icen.com
さてご質問の件ですが、2007年築17年の3階建てといううことですが、
3階建ての木造建築はその当時でも確認申請時には構造計算がなされていると
おもいます。その計算書があればどの程度の強度があるかわかります。
その計算書に応じて耐震補強をして構造計算をすれば
耐震等級を算定することはできます。
それによりどのくらいの補強をすれば
耐震等級を上げられるかが分かります。
厄介なのが基礎です。基礎の補強は今さらながら
できないので、その計算書図面など見て
また検査済証があるかないかで判断します。
検査済証がない場合は基礎部分の非破壊検査を
して基礎の鉄筋量を調べるかですが、
費用はやはり掛かります。一般的にはなかなか出せないので
調査してからになるかともいます。
以上お答えになりましたでしょうか。
お気軽にお声がけいただければ幸いです。
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建築をトータルで考える。人に優しく。自然に優しく
●アイ・シー企画株式会社
●〒562-0023       
●大阪府箕面市粟生間谷西4丁目2-37-504
●TEL 072-739-8031
●FAX 072-739-8051
●URL http://www.icen.com/
●E-mail*****com
●長谷川 浩一
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2024年 5月27日
カメラ2様、こんにちは。 神戸市で活動しております(株)宮木博和建築設計事務所の宮木と申します。

木造三階建てと考えてお話しします。

先ずは購入される建物の情報が揃っている事が重要です。
確認済証、中間検査済証x2、完了検査済証、地盤保証書(地盤補強図書)、構造計算書・図面等必ず必要かと思います。 無いと検討が難しくなります。
地域はどの地域でしょうか? もし準耐火建築物でしたら層間変形まで計算されていると思いますのでバランスが良い建物の可能性もあります。
ただ軸(木部)は補強できるのですが、基礎がついてくるかが不安要素でもあります。 方法はあるかもしれませんがコスト面が心配です。 色々してしまうと新築と余り変わらなくなってしまう可能性もあります。
①恐らく耐震等級は1の可能性は大きいと思います。
②間取りが無いと判断が難しいのと、補強をどの程度しないといけないのか図面が
ないとやはり難しいと思います。 先程記載させて頂きましたが、新築と変わらない金額になるかもしれません・・・
因みに建売でしょうか? 注文住宅でしょうか? ハウスメーカーの建物でしょうか?
施工業者によって考え方は変わっていくと思います。

同じ兵庫県ですし、もし良かったら下記HPよりお問合せください。
宜しくお願い致します。

https://m-aa.co.jp/
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2024年 5月30日
初めまして。クサノユカリ建築設計室と申します。
京都で活動している設計事務所です。

ご質問の件、確認申請が出されていて、検査済証が発行されていれば、
普通は耐震等級1が確保できていると考えられます。
(三階建ては構造計算書・構造図が添付されているはずです。)
まずは資料を集めて確認するところからですね。

上記がクリアしていたら、次に補強の検討になります。
物件購入前にどのくらいの工事費用が必要か気になられると思いますが、
購入前は内装をはがしての調査等が出来ないので、確認できる範囲で見概算積りとなり、
しっかり調査すると追加で費用が掛かる可能性もありますので、予備費を見込んでおく必要があります。
(リノベーションは予備費の確保が重要になります。)
コストを考えなければ、耐震等級を上げることは可能かと思います。

後、耐震等級を上げれば地震がきても安心。と思われがちですが、
震度6レベルの地震が複数回くると、構造にもガタがきます。
つまり、建築基準法では複数回の大地震は想定していないのです。

耐震等級は大事ですが、災害時に逃げやすい間取りであることや、
火災が起こった場合を想定して、袋小路の敷地や狭い道路に面していて逃げにくい。
とならないよう、数値では表せない部分も考えられた方が良いかと思います。

ご家族が安心して暮らせる住宅になると良いですね。
ご参考になれば幸いです。

クサノユカリ建築設計室
https://www.kusanoyukari.com/
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