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中古戸建てリノベーション耐震補強

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築57年戸建てのリノベーション費用、耐震について

はじめまして。
東京都在中で長野県安曇野市に夫婦二人で移住を考えており、北アルプスの眺望に惚れ、築57年の中古戸建てを仮申込しました。
元々の大きさは30坪程でしたが、昭和60年頃に2階と和室を増築した結果、全部で45坪ほどになっています。
基礎は玉石基礎となっており、耐震面で不安はありますが、同時に費用面でも不安があります。
いわゆる昭和の一般的な日本家屋で廊下(縁側)が多く、掃き出し窓が一面にあるような形で、温熱環境が良くなさそうです。一応リビングと2階の窓はペアガラスになっています。
理想は機密性を高め、床下エアコン等で運用できればと思います。
これらを含めたリノベーション総額として1500万程度で抑えればと思いますが、この予算で耐震・断熱などは現実的でしょうか。

ちなみに内装イメージは、構造用合板やシナ合板、漆喰で壁紙は極力使いたくない希望はあります。(最後にイメージ添付しています)
また、低コストでいいアイデアがあればご教授いただけると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。
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専門家の回答

6件

2024年 9月21日
はじめまして
仮予約であれば、まず解約要件を確認下さい
昭和56年で耐震に対する考え方が変わりましたが、それ以前の建物ですので
現在の耐震設計では全く対応出来ないつくりになっています

南海トラフについて地域が対象であるかにもよりますが、現状の建物をお薦めは致しません

また、気密性も非常に難しいと思います
壁、屋根、床に断熱材も入っていない可能性が高いです

床下のエアコンというのは機械空調というイメージなのかもしれませんが
気密性が担保出来ない場合は余り意味がありません

1500万円出してリフォームするより、平成で作られた住宅を購入された方が
建築的な条件や住みやすさなどは圧倒的に違いがあると思います

ご質問などがあればメールにてお問合せ下さい

FDH.Inc
https://flat-design-house.studio.site/
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ユーザーの返答

2024年09月22日

hayのプロフィール写真

ご連絡ありがとうございます。
眺望が他に代え難い物件でしたので、できれば古い建物の良さを生かしつつ、現代の快適性を活かせればと思いましたが、なかなか難しそうですね。
参考になりました。

2024年 9月21日
僕は安曇野に友人がいます。
安曇野は夏も暑く、冬は、マイナス10℃、15℃当たり前の場所です。
雪はそこまで積もらないですが、盆地なので暑くて寒いです。
知人の工務店もありますから、設計から監理もシームレスで出来ます。

しかし素材が悪すぎます。
この建物自体は悪くないかもしれませんが求めるものが余りにも
違い過ぎると思います。
これに耐震性能だとか断熱性能を求めるのは軽自動車に国産スポーツカーの
エンジンを載せてフェラーリをぶち抜けないか?と言っているようなものです。

仮に出来たとしても下手をすればフェラーリを購入するよりも高額で
余程手に入れるまでに苦労をするでしょう。
この時代の建物に断熱材が入っている可能性は、カナリ低く、断熱という
考え方も無かったと思います。昭和55年以前の建物ですから、旧耐震ですし、
そもそも「2階」を増築した時点で耐震なんて度外視でやってしまった、
よく今まで建っていたよなっていうレベルのものです。

悪いことは言わないので新築するか、別の「平屋」の物件を探すことです。
改修工事といういものは「1500万円」で何ができるという発想でなければ、
業者は見積もりすら相手にしてくれません。
土台がしっかりしていれば、耐震壁を作って、そこに写真のようなラワン合板を
貼ってイメージのようにすることは出来ますが、実際には窓に絡んでしまった
場合には結局外壁も壊すので、新築よりも金が掛かるということになります。

文化財的な価値が無ければ一般的には解体して新築するのが常識という時代に
なってしまいましたね。
魅力的な物件ではありますが。

URBAN GEAR 本多
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ユーザーの返答

2024年09月22日

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ご連絡ありがとうございます。
眺望が他に代え難い物件でしたので、できれば古い建物の良さを生かしつつ、現代の快適性を活かせればと思いましたが、なかなか難しそうですね。
参考になりました。

星マーク
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2024年 9月21日
こんにちは
予算1500万でしたら、希望の内装のイメージであればできないことは無いように思います。
ただ、現状の建物の劣化状態等(屋根や外壁、水周り等)にも大きく影響されます。構造に関しては、無理な2階増築(御神楽といったりします)で構造的に不安定になっている可能性や在来軸組構法か伝統構法かなど補強方法も変わってきますので、耐震診断やホームインスペクションなどを行って建物の状況を確認することをお勧めします。

コストを抑えるのであれば、二人暮らしで2階まで必要ないようであれば、改修の範囲を1階だけにするといった方法もあると思います。また、移住や耐震の補助金などもあれば活用すると良いでしょう。

床下の写真を見ると、奥(外壁下)にコンクリートの基礎が見えますので、玉石基礎ではなく、(時代的に)無筋コンクリート基礎である可能性が高いと思います。
玉石に載っているのは床を支える床束になります。
いずれにしても、床下が土であることや気密を取ることが難しいつくりですので、床下エアコンは現実的ではなく、床断熱をしっかり行うことで断熱性能を確保するような建物です。
参考になれば幸いです。
矢印
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2024年 9月24日
初めまして、アーキネットデザインLLC代表の市川均と申します、昭和42年くらいの建物とのことですね。この時期はとてもビミョーな時代です。日本の木造住宅は戦後特に昭和30年代に大きく変わりました。hayさんのお言葉を借りれば日本の木造建築の良さがあるのはこの30年代以前の建物です。40年代に入り新建材も出来、木を組むことがなくなり、構造的にも品質的にも建物が悪くなってしまい、昭和56年に耐震基準ができました。ですので、写真ではよく解りませんが、この建物が昔ながらの木組みの家であれば地震にも強く価値もあり、合板に頼らない補強もできますが、そうでないのであればそもそも建物にあまり価値がないので1500万円かけるのはもったいないと思います。もっと古くていい家はあると思います。
アーキネットデザイン合同会社代表
早稲田大学建築学科非常勤講師 市川均
https://www.archi-netdesign-llc-kikaku.com
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ユーザーの返答

2024年09月25日

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ご連絡ありがとうございます。
眺望が他に代え難い物件でしたので、できれば古い建物の良さを生かしつつ、現代の快適性を活かせればと思いましたが、なかなか難しそうですね。
参考になりました。

星マーク
相談者が役に立った
2024年 9月24日
hayさま

ご質問内容拝見しました。私も以前は長野県に移住していた経験があります。安曇野は本当に良いところですね。まずは耐震補強ですが、基本は耐力壁を確保することです。そして、無筋のコンクリート基礎でありましたら、抱き合わせるように新設の基礎を施す必要があります。あとは、2階を増築した履歴があるということですが、居住面積に十分だとすれば2階は解体し減築してしまうのがよいです。減築すれば荷重も減少し耐震性は向上します。平屋ならば倒壊のリスクも極めて小さくなります。その際に屋根の葺き替えと断熱工事も行いたいところです。床下エアコンを導入するとなりますと、土間にもコンクリートを打って蓄熱し、さらに熱が逃げないようにと完全な機密をとる必要がありますので、大掛かりな工事になってしまいます。長野に住んだ経験から申し上げますと、間違いなく暖かいのは薪ストーブです。薪ストーブがあれば、高気密や高断熱を施さなくとも、暖かく冬を過ごすことができます。薪の準備は大変ですが、結果的に一番コスパはよいのではないでしょうか。自然素材との相性も良いです。少しでもご参考になれば嬉しいです。
矢印
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ユーザーの返答

2024年09月25日

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ご連絡ありがとうございます。
仕事場を2つ必要なのと、2階からの景色がいい為、できれば2階は残したいと思っています。
機密、断熱を高めるにも限界がありそうですね。参考になりました。

2024年 9月25日
はじめまして。
 都会の人が田舎の風景や自然に憧れて、田舎に移住したいと考えるが、いざ住んでみると都会の生活に比べたいへん不便なものです。家の周辺の草木を手入れし、買い物にいくのにも車は欠かせない。また、周辺に娯楽施設もない。そういう場所でも住みたいと思うようであれば、1500万程の予算でできないこともない。完璧を目指すのではなく、妥協点を見出してやればよい。
 しかし、今回の物件は2人が住むのには広すぎやしませんか。ならば、2階の部分を撤去し減築すればよい。その際、瓦を撤去し軽い鋼鈑にすれば、耐震性も向上する。内部の断熱性能をあげるのには床や天井に断熱材等を敷き詰めるだけでも断熱性能はよくなる。参考にしている内部のイメージは、1階建てで、一部丸鋼の筋交いで耐震補強していているが、窓が多いので断熱性能はそれほどよくないと思われる。
 要は、田舎の生活の良し悪しを理解し、その場所に住みたいと思う気持ちが強ければ予定の金額に対して、希望通りのものはできないが、そこに目指してリフォームすればよい。その際、費用はかかるが工務店ではなく建築士に相談することをお勧めします。
 実は、私も九州の田舎にこのような古い実家があり、限られた予算でどこまでできるか思案している最中です。
 ご参考まで。

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ユーザーの返答

2024年09月25日

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ご連絡ありがとうございます。田舎という事はもちろん理解して購入しております。
他ご意見、参考にします。

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