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家づくり相談

管柱の下の基礎に人通口がある(柱の下に基礎がない)

 昭和56年頃着工の木造2階建の実家を手入れしようとチェックしています。
床下に潜ってみた所、人通口(3箇所、幅47cm)の位置が、2箇所は管柱の下、1箇所は管柱が基礎の人通口のヘリに半分乗っているかどうか、という場所にあるようなのです。壁をむいて見たわけではなく確定ではありません。壁の音を確認してみると3箇所の内1つは柱をずらしているような感じもします。でも在来工法の無筋布基礎で、人通口のために柱の位置をずらすことなんてあるでしょうか。おそらく910ピッチで柱が入っているのではないかと思います。壁の長さもだいたい910の倍数です。設計図は残っていません。
 実家は阪神大震災の震度7で大揺れしましたが、倒壊しませんでした。地盤は扇状地のようです。無筋布基礎も震災では亀裂は入りませんでした。震災直後、建築士さんに入って頂き最低限の補強はしています。

 また、2階が張り出しているピロティ形式で、2階を支えているくの字の壁に通し柱があると思われます。人通口のことも含め基礎補強をするとしてこのピロティを支えている壁の下の基礎も補強が必要でしょうか。

 正直、愕然としています。何から始めたら良いでしょう。人通口の場所は床下の通風にも大きく影響しており、1箇所は塞いでしまうと床下に風が通らなってしまいます。今まで何事もなかったのは運が良かっただけなのか、構造的にそういった人通口の配置もあるのでしょうか。様々な事情があり今の所建て替えを考えていません。お世話になっている工務店はありますが、まず建築士の皆様のお考えがおききしたく思いご相談致しました。どうぞよろしくお願い致します。

専門家の回答

5件

2023年12月12日
まずは、耐震診断から始めたらいかがでしょうか?
現在の強度や弱い箇所を把握するのが第一歩かと思います。
耐震診断をお願いすることで、柱の位置もハッキリするかもしれません。

また、診断や補強について補助金等が活用できるのかどうかも調べられてはいかがでしょうか。
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ユーザーの返答

2023年12月13日

y902tのプロフィール写真

 この度はご回答頂きありがとうございます。
 先日床下に潜った時は基礎の位置を把握するので精一杯でしたが、土台の隙間から柱の位置を確認できるのではないかと気づき、昨晩再度潜ってきました。
すると、どうやら910ピッチではないようなのです。その倍か、でもそれでは合わない場所もあります。とりあえず人通口の上には間柱はあれど管柱はないようです。お騒がせ致しました。しかし、管柱の量が少ないのではと新たな心配が出てきました。やはりきちんと全体像を把握しないといけないですね。
 実家のある地域の耐震診断や公的補助は、一度補強をしていると適用されないのが残念です。
 ご助言を頂けて、冷静になれました。一人で頭を抱えていた所から、少し力を抜くことができました。本当にありがとうございました。

2023年12月12日
相談拝見しました、(有)宮本工務店の宮本と申します
建て替えを考えていないのであればまずご自宅の地盤状況・耐震性・建物の劣化の程度を確認することが大切と考えます(そこが出発点になります)
予算・設計計画・施工という流れになると思います
お近くの自治体の建築課などで相談ができると思います
(診断建築士の派遣や助成金など)
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ユーザーの返答

2023年12月13日

y902tのプロフィール写真

 この度はご回答頂きありがとうございます。
 先日床下に潜った時は基礎の位置を把握するので精一杯でしたが、土台の隙間から柱の位置を確認できるのではないかと気づき、昨晩再度潜ってきました。
すると、どうやら910ピッチではないようなのです。その倍か、でもそれでは合わない場所もあります。とりあえず人通口の上には間柱はあれど管柱はないようです。お騒がせ致しました。しかし、管柱の量が少ないのではと新たな心配が出てきました。やはりきちんと全体像を把握しないといけないですね。
 お世話になっている工務店は信頼できる所でしてまず相談しようと思いますが、自治体の無料相談もありますので良い策を探したいと思います。
 ご助言を頂けて、冷静になれました。一人で頭を抱えていた所から、少し力を抜くことができました。本当にありがとうございました。

2023年12月12日
y902t様、こんにちは。
神戸市で活動しております宮木博和建築設計事務所の宮木と申します。
拝見させて頂きました。
昭和56年であれば新耐震基準になった年でもあります。 基準によって左右されますね。 私も阪神淡路大震災を経験した一人です。 大変でしたね・・・
位置関係が分からないのではっきりとした事は言えませんが、通常人通口の位置に柱がくる事はありません。 可能性として考えれるのは何かの固定(ドア等建具他)で入れているだけかもしれません。
基礎で補強されたという事ですが、無筋なので強度低下と劣化が気になります。 現在基礎に亀裂はありますでしょうか? 無筋なのでひび割れの制御が出来ません。 少しの劣化で耐震性能を下げてしまう恐れもあります。 上部構造も耐震壁が十分か等気になります。 震災直後に建築士が見ているので心安い方であれば号相談されて進めていかれる事をお勧め致します。
兵庫県内で近い場所だと思います。 もし私で良ければご相談ください。
宜しくお願い致します。

https://m-aa.co.jp

電場番号を入力頂ければこちらからご連絡させて頂きます。
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ユーザーの返答

2023年12月13日

y902tのプロフィール写真

 この度はご回答頂きありがとうございます。先生も阪神大震災をご経験とのこと、あの時は本当に大変でしたね‥‥。
 先日床下に潜った時は基礎の位置を把握するので精一杯でしたが、土台の隙間から柱の位置を確認できるのではないかと気づき、昨晩再度潜ってきました。
すると、どうやら910ピッチではないようなのです。その倍か、でもそれでは合わない場所もあります。とりあえず人通口の上には間柱はあれど管柱はないようです。お騒がせ致しました。しかし、管柱の量が少ないのではと新たな心配が出てきました。基礎には1箇所ひび割れがあり、現在その補強を検討しています。
 現在お世話になっている工務店は信頼できる所なので、基礎クラックも含め全体像の把握からご相談してみようかと思っています。
 ご助言を頂き、冷静になれました。一人で頭を抱えていましたが、地域的に近い先生からのご助言は心強く思います。本当にありがとうございました。
 

2023年12月12日
先ずは外壁がモルタルならば亀裂とう発生状況を調べる事です。半径50mいないで同年代建物をみつけて同じく基礎外壁の亀裂の有無を調査します。それにより地盤の良し悪しが解ります。大ければ専門家をいれることです。
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ユーザーの返答

2023年12月13日

y902tのプロフィール写真

 この度はご回答ありがとうございます。
 実家の壁はモルタルで、震災時の亀裂箇所は補強時の資料があるので分かります。現在壁に亀裂はないですが、今後の手入れの参考にしようと思います。
 また、地盤面でのご助言ありがとうございます。実家の前面道路を挟んだ向かいの一角は木造から鉄骨まで全て倒壊し、亡くなった方も出ました。それに対し実家がある方は一棟を除き、昭和30年代の建物まで倒壊しませんでした。その昭和30年代の御宅は基礎に亀裂こそ入ったものの壁に亀裂の一本もありませんでした。竹組みの土壁はやはり強いのですね。佐山先生がいつもご回答されている地盤の重要性を実感しています。この機会に先生のおっしゃる50M以内のお家を見て回って見たいと思います。
 ご助言を頂き、冷静になれました。一人で頭を抱えていた所から、少し力を抜くことができました。本当にありがとうございました。

2023年12月12日
ミツバコウサクショの野上と申します。

家の耐震性についてご心配のこととお察しします。柱の下に基礎がないといったことは、今ではあり得ませんが、昭和の頃までは家、建物をつくる感覚が今とは全く違ったんだなと、改修工事のたびに実感します。

建物の構造は全体でバランスを取って成り立っています。
耐震性能に影響が大きい部分とそうでない部分があります。
基礎だけや一部の柱や壁だけを補強すればいいというものではなく、場合によってはそれがひずみを生んで余計に悪い方向へ行くこともあり得ます。実際に家全体を専門家(建築士)に見ていただくことがまず第一歩です。

兵庫県の情報が載っていますので参考にしてください。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks29/wd30_000000017.html

お役にたてば幸いです。
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2023年12月13日

y902tのプロフィール写真

 この度はご回答頂きありがとうございます。
 先日床下に潜った時は基礎の位置を把握するので精一杯でしたが、土台の隙間から柱の位置を確認できるのではないかと気づき、昨晩再度潜ってきました。
 すると、どうやら910ピッチではないようなのです。その倍か、でもそれでは合わない場所もあります。とりあえず人通口の上には間柱はあれど管柱はないようです。お騒がせ致しました。しかし、管柱の量が少ないのではと新たな心配が出てきました。
 素人はまず基礎を、と思ってしまいますが、全体のバランスが大事なのですね。一部を補強しまうことで余計なひずみを生む場合もあるというのは興味深いです。お世話になっている工務店さんは信頼できる所なので、耐震診断も含め相談して見たいと思います。
 ご助言を頂き、冷静になれました。一人で頭を抱えていた所から、少し力を抜くことができました。本当にありがとうございました。
 

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