建築家と家づくり 好きに暮らそう SuMiKa
家づくり相談

中古戸建てリノベーション部分リフォーム

回答 

5件

役にたった回答 

5件

築50年の中古住宅のリノベ

はじめまして!
現在、タイトルの通り、築50年の家をリノベーションして住むことが出来ないか検討しています。
実際に家に見に行ってみたのですが、築50年にはとても見えない位しっかりしていると感じました。「しっかりしている」とは、室内歩いてみて木が腐ったりしてブヨブヨするような所がない、おかしな匂いがするような所がない、といったものすごく素人発想的なところから勝手に感じたものです。
不動産屋に確認すると、建物は現在の所有者が宮大工に頼んで作ったもので、非常にしっかりした材料が使われていて、少しの手直しで今のままでも十分使用することが出来るとのことでした。ただ、不動産屋の話なのでかなりセールストークが含まれていると思いますし、実際にどんなところを見て「リノベーションで十分使用し続けることが出来る」と判断したらよいのかが分からなくて困っています。
築年数からすると、やはり耐震補強は必要でしょうし、買った後に「解体してみたらやはり主要な部分が腐っていたりして建て替えないとだめだ」となるのだけは避けたいと考えています。
予算的にはリノベーション費用に1000万円程度をつぎ込んである程度の事をしたいと考えています。
少し質問がばらけてしまいましたが、また近日中に物件を再度見に行くつもりですので、その際に気をつけて見た方が良いような点をアドバイス頂けますと幸いです。
長文となり失礼致しました。どうぞ宜しくお願い致します。

専門家の回答

5件

[退会した専門家]のプロフィール写真
[退会した専門家]
星マーク
相談者が役に立った
2015年 7月 1日
シンさん

大阪高槻の建築家、吉永建築デザインスタジオの吉永と申します。

ご相談の件、築50年の物件を見に行くにあたりチェックすべき点ですが、項目は多岐にわたり且つ本当に大丈夫かどうかはプロでないと判断は難しいです。

そこで第三者の立場で物件をチェックしてくれる業者、例えばホームインスペクター(住宅診断士)に内覧同行をしてもらい「リノベーションで十分使用し続けることが出来る」物件かどうか調べてもらうことをおすすめします。

設計事務所や工務店に同行してもらうのも手なのですが、シンさんが不動産屋のセールストークを心配しているのと同様、どうしても作り手としてのバイアスがかかってしまいます。ホームインスペクターは物件を売買するわけでもなく設計や工事をするわけでもなく、客観的にこの建物が物件としてどうかを判断する材料を用意してくれます。もちろん検査料はかかりますがその価値は十分あると思われます。

シンさんがお住まいの地域のホームインスペクターを探すには日本ホームインスペクターズ協会から検索できます。
http://www.jshi.org/search/

以上参考になりましたら幸いです。

ユーザーの返答

2015年07月02日

シンのプロフィール写真

吉永様


おはようございます。
ホームインスペクターの方に協力してもらうわけですね!成る程、確かにおっしゃる通り一番第三者として的確に判断して頂けそうですね。すぐに検討致します。
この度はアドバイス頂き、ありがとうございました!

星マーク
相談者が役に立った
2015年 7月 2日
築50年ということは、昭和38、39年ころの建築でしょうか。もう戦後の材料のないころではなく、ちゃんとした資材で造られている可能性はあります。うわべだけ見ても構造がしっかりしているかどうか、判断しにくいと思いますので、できれば天井裏や床下を懐中電灯持参で見てください。特に基礎は重要ですので、どこか床下を見られるところを探してください。本当は建築関係の知り合いに頼んで同行してもらうのがベストですが、それが出来なければできるだけ写真を撮ってください。そうすれば、後で建築関係の人に相談するときに役に立ちます。もちろん動画でも良いです。データを送れば、ネットでも相談できますよ。
私の住居兼事務所は築120年の町家です。全面リフォームしましたので、あと100年は十分持つと思います。私が住めなくなっても、誰か町家の好きな方に住みこなしてもらおうと思っています。やはり、日本で長く住めるのは木造の家です。現オーナーが宮大工に頼んで建てたというのが本当だったら、価値ある物件かも知れません。今ではそんなことなかなかできませんから。近所のお年寄りに昔の話を聞いてみるのもひとつの方法かと思います。
ただ、どれくらいの延べ床面積なのかわかりませんが、全面リフォームするのであれば、1,000万円では足りないと思います、少なくとも2,000万円に近い金額は必要ではないでしょうか。高いように思われるかもしれませんが、同じ金額をかけても、同様のレベルの新築はできないと思います。
良い家でありますように!
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2015年07月02日

シンのプロフィール写真

お世話になります。
具体且つ的確なご意見頂き、誠にありがとうございます。
私達としては、物件を一目見てこの家に住みたいと感じてしまいましたので、何とかして住みたいと考えています。
予算的には少し厳しいのですが、自分達で作ることは厭わないですし、それもまた楽しみですので、最低限の安全にかかわる事を最初に手を加え、そこから少しずつ住みやすくしていきたいと思っています。
この度はご回答頂き、ありがとうございました!

星マーク
相談者が役に立った
2015年 7月 2日
初めまして、【快適健康環境+Design】森建築設計と申します。
快適性を計算で確認しながら平面断面プランや造形デザインを整える設計手法で、快適で健康で省エネでデザインされた建築をご提案しています。

築50年の大規模改修、築100年の古民家改修など手掛けてきた経験からアドバイスいたします。良い材料を使い腕の良い職人の手で建てられた住宅は文化的に価値の高いものなので、良い部分を残しながら生かしていただきたいです。
リフォームする際の注意点は耐震性の確保と断熱気密性能(快適性)の確保です。この両者を改善しながらリフォームするには最低でも坪当たり60万円は必要です。述べ30坪の住宅ならば、消費税を入れて2000万円は必要です。

リフォーム後の瑕疵担保保証を付けるためには着工前のインスペクションが必須となります。インスペクション診断を受けることにより100万円~200万円の補助金を使える可能性も出てきますので頭に入れておいてください。

森建築設計
川崎市中原区等々力17-5
044-744-1596/*****
メール*****ken.com
ホームページ
http://moriken.p1.bindsite.jp/
ブログ
http://moriken1ro.exblog.jp/
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2015年07月02日

シンのプロフィール写真

こんばんわ。
具体的なアドバイス、ありがとうございます。
予算的にはやはり制限がありますので、段階的なリノベーションでも何とかできないか、色々試行錯誤していきたいと思います。
この度はどうもありがとうございました。

星マーク
相談者が役に立った
2015年 7月 2日
シンさん

築50年の中古住宅で耐震補強を含むリノベーションして住みたいとのことで、購入前の内覧で何に気をつけて見た方が良いかというご質問について。
一度ご自身で不具合がないか確認されているとのことですが、見たり嗅いだり触ったり、確認方法はその延長でよいと思います。触れるところはすべて触ってみてください。例えば建具やサッシなどの動きを調べてみるとか、それぞれの水栓で水を流してみるとか、小屋裏や床下の点検口があれば覗いてみるなどが挙げられます。専門家のようにはいかなくても違和感があれば気付くこともあるはずです。
専門家に相談する場合、他の方も述べていますが内覧会に専門家に立ち会ってもらい「住宅検査」をすることで建物のコンディションを把握し、より安心して購入を検討することができます。ただしこの時点で耐震補強がどの程度必要かは分かりません。

「住宅検査」と「耐震診断」は違うのかとよく聞かれるのですが、おそらくシンさんも今後、必要とされるかもしれませんので少し説明をさせてください。
どちらも住宅の健康診断を思わせる言葉だし、内容も一緒なのではないかと思ってしまいそうですが、「住宅検査」と「耐震診断」は目的が違うため検査や診断の内容が異なります。健康診断ですから、どちらも基本的には新築よりも中古住宅で行われています。
住宅検査やホームインスペクションの通称で呼ばれているのは既存住宅状況調査のことで、今後のために建物の現状を把握したい場合に行われます。主に家を買うときに行われる調査で、住宅に精通した検査員(既存住宅状況検査技術者)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期などを見きわめ、アドバイスを行います。これにより住宅の購入前に建物のコンディションを把握し、安心して取引を行うことができます。
耐震診断は既存の建築物の耐震性がどの程度あるのかを調べるもので、現在の耐震基準に比べてどの程度の耐震性があるのかを数値で確認するものです。主に家に住んでいるときに行われる調査で、自治体によっては耐震診断や耐震改修に助成金が出ることがあります。
耐震診断をすることにより建物が地震に対してどの程度耐えられるかが分かりますので、耐震改修が必要と判断していただければ、必要な個所に耐震補強をして建物の強度を高めることができます。
購入されてすぐにリノベーションされる場合は「耐震診断」が流れに乗りづらいこともありますが、購入される地域の耐震診断・耐震改修の助成について調べられるとよいかと思います。自治体によっては条件が揃えば、耐震診断だけでなく、耐震改修工事にも少なくない額の助成金を受け取ることができます。
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2015年07月02日

シンのプロフィール写真

こんばんわ。
お忙しいところ詳細な情報ありがとうございます。
当方の居住区域で、助成金等がどうなっているかなどこれから調べていきたいと思います。
どうもありがとうございました。

星マーク
相談者が役に立った
2015年 7月 2日
北欧家具の店スークの松浦と申します。
今回のご質問について参考程度にお考えください。
まず耐震補強は必要です。
(そのお宅が平屋か2階建てかでも程度は変わりますが..)
築50年という事は全体的に日本家屋と考えて良いと思いますがどのようにリノベイションを考えるかで費用が大きく変わります。
キッチンの広さや風呂、洗面所などの設備も含めスペース的にも大きくすることが考えられますのでどんな風にしたいかという方向性で変わると思います。
その家の正確な平面図や現状での写真などが重要だと思います。
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2015年07月02日

シンのプロフィール写真

ご回答有難うございます。

これから方向性なんかについてはまた具体的に考えていきたいと思っております。
アドバイス頂き、どうもありがとうございました。

この家づくり相談「築50年の中古住宅のリノベ」をfacebookでシェアする

関連する家づくりカテゴリー

おすすめ

同じカテゴリーの他の相談

悩みや疑問を専門家に聞きたい方はこちら

作りたいものが決まっている方はこちら