基礎の結露だけの問題では無いと思います。シロアリの可能性もありますし。床下にもぐってみないと判断できかねますね。布基礎の上に「直に」土台を据えて床を組んでいる場合、最低でも「換気ガラリ」が5m以下くらいの間隔で入っていると思います。換気口の面積にもよりますが、40年前なら施工の基準になっていると思います。それで十分な換気が出来るかと言われると、それは建っている場所の環境にもよるということになります。高断熱、高気密工事を行わないのならば、最近では布基礎の上に基礎パッキンというインシュレーターを敷きます。穴が開いているので沢山空気の流入が出来ます。しかし自然換気なので、そこまで換気効率は高くありません。パイプファンを使って強制的に換気を行うのが一番良いです。
40年前の純和風の家ですと床下断熱材が全く入っていない場合も結構あります。今でも古い工務店は床下には入れない所が結構あります。効果がないと思っているようですね。参ります。現状でブヨブヨしている場合は、恐らく床下は「土間」のままでしょうね。そうです土が露出しています。環境がよければ全然問題ないのですが、湿気が溜まっていると問題です。恐らく床束も駄目、根太も駄目、床下地板も駄目って感じでしょう。簡便な修理方法としては、床束をプラスチック製か鋼製に変えて、ジャッキの様にして大引きを支えるんです。もちろん束の下が、ただの石や土じゃ駄目です。一旦ジャッキで支えておいて、捨てコンクリートを打って、そこに床束を立てて支えます。基礎の断熱は必要ないでしょう。無駄です。それよりも出来るなら電気の換気扇を付けた方が良いです。でも、それも必要ないでしょう。仕方が無いです。床下に炭を入れる手も有ります。
床下の束を交換する工事ですが、これは、お近くの工務店さんに相談されるしか手はありません。ここで「相場」を聞いたところで、実際に工事をするのは地元の方ですから。大工の手間は「1人工」と言って、日当のことではありません。大概1人工は15000円から20000円で勘定します。5日で終わったから2万×5で10万円にはなりません。技術日も、この人工で勘定します。難しいことをやらせれば日当に技術料を計上しなければなりませんので。8帖あるか無いかですから大引きは3本ってとこで束は910ピッチで9個でしょう。1週間は掛からないでしょうから20万円程度で請負ってもらえるような気がします。