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家づくり相談

古民家リノベーションの耐震について

初めて質問致します。

納屋の建て替えを検討していたのですが、
今あるものをなんとか活かしてリノベーションという形で再生させたいと考えております。

近くの工務店に見てもらったら、
耐震がない
リノベーションは無理
新築すべき
との回答でガックリきております。

その納屋は、昭和30年建築2階建
もともと住宅だったものを25年以上前に
すぐ隣から移築しています。
基礎は酷く、乗っかっているだけのようです。
縁側は全て取り払い開口となっています。

こちらの希望は、
①床を取り払い一つの大きな土間にしたい
(土間AB 板の間AB CDをできるだけ一つの空間にしたい)
柱はあってもいい
②1階天井、2階床、天井を取り払い
大きく吹き抜けにしたい
(2階という空間をなくしたい)
③土間CDの間の壁を取り払いつなげたい

なのですが、それでは耐震補強はできないとのことです。

・板の間ABの床を取り払うことがよくない
・1階天井と2階床を取り払うのもさらに良くない

とのことです。
素人が書いたものでわかりにくいとは思いますが、
耐震対策のアドバイスを頂けると大変助かります。

どうぞ宜しくお願い致します。
  • 古民家リノベーションの耐震について

専門家の回答

9件

2020年10月30日
とんちゃん様

初めまして。
東京世田谷のアトリエ スピノザの井東と申します。

床をなくした吹抜に水平ブレースを入れる等必要となる可能性がありますが、できないことはないと思います。

リノベーションの場合、①どこまでやるか、②耐震補強の程度(基礎や柱、梁)③増築はあるか、でコストが大きくかわります。

ご掲載の図面を見る限り、38坪程度でしょうか。
費用をどのくらいお考えでしょうか? 

一度詳細なお話をお聞かせ頂ければと思います。
下記にHPのアドレス及びリノベーションの事例を上げておきますので、私達の建築に興味を持って頂けるようでしたらお声掛け下さい。

それでは宜しくお願いします。
アトリエ スピノザ 井東
〒158-0084 東京都世田谷区 東玉川2-29-12-201
***** / *****
*****er-spinoza.com

↓ HPです。
http://www.atelier-spinoza.com/index.html
(HPのCONTCTの頁からメール送信できます)

↓ 戸手本町の家 (川崎の二世帯住宅リフォーム)
  辰巳琢郎の家物語 と言う番組で紹介されました。私も最後の方にちょっとだけ出演。
https://www.youtube.com/watch?v=ObOSVXCdmoI

https://allabout.co.jp/gm/gc/441595/

↓ 田園調布本町の家
  約30坪の築30年も木造2階建ての住宅の改修計画です。
http://atelier-spinoza.com/works/1private_house/12dencho-r/01.html

↓ 混構造の家リノベーション(RC+木造の住宅を二世帯住宅にリノベーション)
http://www.atelier-spinoza.com/works/1private_house/32umegaoka-r/01.html

↓ 弦巻の家(屋根を半分持ち上げて、ロフトを増築するとともに、高窓設置)
http://www.atelier-spinoza.com/works/1private_house/36turumaki/01.html

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ユーザーの返答

2020年11月12日

とんちゃんのプロフィール写真

すぐにご回答頂きありがとうございました。
どこまでやるか ですよね。
まだ話は進んでいませんが、新築になってしまいそうです。

2020年10月30日
そりゃ、工務店は建てたいから、そう言いますよ!

そんなに大きな空間を何に使用されるのかを書かれないと、どうすべきかは判断できません。住宅ではないですよね?納屋のままですか?大きな空間にする目的は何ですか?

屋根は瓦葺ですか?それならまず、瓦を撤去して金属葺きにして、荷重を減らす必要があります。柱が一ツ石の上に載っているだけなら、変に足回りを固めると、かえって良くありません。昭和25年の建築ですと建築基準法が出来たばかりですので、その基準に沿って建てられているかどうかがポイントになると思います。雰囲気的には、布基礎などなさそうですね。まず、施工者以外の方の診断が必要です。
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ユーザーの返答

2020年11月12日

とんちゃんのプロフィール写真

肝心なことを明記せずすみませんでした。
納屋のまま使用します。
なので、大きな開口が必要となります。
リノベーション無理なのかもしれませんね。
古い建具やガラスなどを残したいので残念ですが…
アドバイス頂きありがとうございました。

2020年10月30日
2階床は無くせると思いますが、柱梁等の補強をどうするか?だと思います。
ただ基礎をどうするかに因っては大掛かりになると思います。どちらにせよ、建築確認申請が必要な工事となります。現行法規に合致させるには相当苦労される事と思いますから、工務店では対処は難しいと思います。
木造の構造を得意とする設計事務所に相談される事をお勧めします。
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[退会した専門家]
2020年10月30日
佐久間と申します。建築基準法では、木造の構造物は鉄筋コンクリートの基礎を設けて、柱の下に土台を設け土台は基礎に緊結しなければならない、という内容のことが書かれています。構造の補強、耐震面で非常に費用がかかるかもしれません。既存の建物の調査も必要になります。それでも、完成すれば魅力的な空間になりそうです。もしよろしければご相談いただければと思います。
2020年10月30日
大阪市の設計事務所です。
ご質問内容の詳細までは把握できなかったのですが、できなくはない印象です。
考え方の違いとして大きく分けますと工務店は経験から物事を判断する、設計事務所は技術や理論から判断するので設計事務所マターな案件です。

主には床を取り払うとのことですが、そもそも当時の床に耐震要素はないので、これを取り払っても構造計算上の耐震的な違いはないように思います。
新たに「耐震補強をする」ということにNGを言われているように思いますが、火打材や水平ブレースなどで代用できるように思います。

ただ、今回の件はそういった一般的な耐震補強ではないように思います。そもそも昭和30年頃の木造と現在の木造の地震に対する建物の耐え方は考え方が根本的に違います。
そのため、一般的な耐震補強のように建物を固めるのであれば、基礎のやりかえもマストになるので、相当費用が必要となってきます。(おそらく建て替える方が安価な場合もあります)
今の骨組みをそのまま生かすのであれば、伝統木造の保存の考え方となり、専門的な構造解析が必要となります。一般的な構造設計費用よりは高くなり、チャレンジングではありますが、可能性はあります。

よろしければご相談ください。

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メラーキテクチャ アーキテクツ 建築研究所
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2020年10月30日
埼玉で昭和30年に建てた木造2階建てだと土壁の伝統工法と思います。
同じような年代に建てた木造2階建てのリノベーションやっていますので
現状を見てどういうリノベーションが可能かお話しできます。

かこにやったリノベーションはURLでリンク張っておきます
https://www.syotaku.jp/works/930/

ご興味あればメッセージでご相談ください。
矢印
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2020年10月30日
とんちゃんさん
はじめまして、日比生寛史建築計画研究所の日比生と申します。
変形敷地や傾斜地、狭小地など敷地の特性を活かし個性的な建築を数多く手掛けております。
「渡辺篤史の建もの探訪」やTV東京「完成!ドリームハウス」には度々出演しており、余談ですが、数年前に終了しましたフジテレビの月9ドラマ「恋仲」(主演の福士蒼汰君が建築家を目指す卵で、本田翼さんとのラブストーリー)の模型や図面の資料提供、建築関連のアドバイザーも努めておりました。
何に使用されるかと現物を見ないとお答えが難しいのですが、床を撤去した梁にブレース(筋交い)を設置することで耐震補強は可能だと思います。問題は基礎の取り扱いになります。
これは構造担当と現地を確認しなければ何とも言えません。
なお、2015年は木造の暖かさを強調したサービス付高齢者賃貸住宅がグッドデザイン賞にも選ばれました。
もし手掛けた建築の事例に興味をもって頂きましたらご連絡下さい。
既存古民家に対する熱い思い入れを感じます。微力ながら夢のお手伝いが出来ることを願っております。

日比生 寛史/日比生寛史建築計画研究所
http://hha.bz/
矢印
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2020年11月 4日
はじめまして、埼玉にあるアーキネットデザインLLC代表の市川均と申します。木構造は専門です。15年間川越で蔵の保存と再生にも携わってきていますので、古い建物の扱いには慣れています。詳細は見てからですが、平屋であればそれほど難しくなく丈夫な建物に出来ます。県内であれば、どこでも対応出来ますので、よろしければHP等からお問い合わせください。東京の月島の長屋のリフォームも3軒経験しています。
アーキネットデザインLLC
http://www005.upp.so-net.ne.jp/ArchiNet/
https://www.archi-netdesign-llc-kikaku.com/
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