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家づくり相談

高天井のダイニングキッチンの増築

先日は新築平屋の相談に乗って頂きありがとうございました。どのご意見も参考になりました、続けて検討して参ります。

今回は実家の増築に関する相談です。
平屋の実家に、ダイニングキッチン部分を増設する予定です。
すでに基礎工事に入っており、だいたいの作りは決定しております。

図を参照ください(絵心なく、伝わりますか心配ですが…)

母屋の北東側に増築します。
南側に平屋の母屋、西側に作業場がすでにあり、東側は低い山の斜面です。
採光がほしく、傾斜屋根で天井を高くし、西側にfix窓の設計です。
母屋、作業場から頭ひとつ高い構造で、二階建てほどは高くありません。

ここにきて、「夏暑くなりそう、冬寒くなりそう」と心配しています。
隣接する母屋のリビングと完全に繋げてリビングダイニングキッチン、にするのですが、南からの日差しが強く多く入り、このリビングはエアコン1台ついていますが今でもとても暑いです。増築部分にあらたにエアコンを付ける予定はありません。
イメージですが、吹き抜けや高天井は「夏暑く、冬寒い」イメージなのです。
一応、工務店さんも指摘しておりシーリングファンは予定に入れました。

そこでご相談です。
現状、すでに着工しており傾斜屋根と高天井は変更できませんが、中はまだ自由にできるとのこと。
何かご妙案ありますでしょうか?

キッチン上の天井を下げており屋根裏がデッドスペースなのですが
①屋根裏からダイニングに室内窓を作り、屋根裏に換気扇をもうけて夏だけ強制排気して風を通す。冬は換気扇から入ってくる寒気があるので、室内窓を閉めておく。
②fix窓を開閉式にし、自然換気できるようにする。

あとは10代の姪たちの希望として
③いっそ暑くて寒いならあきらめて、キッチン上をどんとロフトにしたい!もったいない!

という意見が出ていますが素人なもので…工務店は、どれもできますよと言っておりどれでもいいという感じです。

換気扇案などはなるほど、とおもったのですがいかがでしょうか。
昔、親戚宅で二階が非常に暑いため、天袋の中に換気扇を増設したところ夏かなり快適になった経験があり、弟もそれを指しているようです。冬は天袋を閉めていました。

ご助言頂ければ幸いです。
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専門家の回答

2件

2021年 1月22日
ルーバー戸=付ければいいです。電動ルーバーシャッタもあります。暖房はガスファンヒーターFFで充分です。
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2021年 1月22日
室内の大きさ(気積)が大きいと、熱のコントロールがしにくくなるのは事実です。そして、その大きさにあった能力のエアコンがないと、ご心配の通り、暑い寒いがおきます。今回は、エアコンは増設しないと言うことで、できる限りのことで対処するしかないですね。本来なら、床暖房や、PSヒーターなどが出している、放射冷暖房とか入れれば効果あるのですが。

とすると、すぐに考えられるのは、まず壁や窓などの断熱・気密性能を上げるのは基本です。次に、入って来る熱を少なくするために、外部ブラインドなどや、すだれ等、日光を遮る物を導入する。あと、勿論、検討しているロフトも気積を小さくするので、多少の効果は見込めると思います。ただ、開口はリビングに向かって空けないでください。意味が無くなりますので。
夏は、キッチン含めて換気扇、開口部で上部の熱気を逃がすことは有効で、吹き抜けなど大空間では採用しますね。窓だけでやるなら、上の方に窓を取りって風を取り込み、反対側は下に抜けるような窓をつくると、かなりの風が抜けます。都市部ではよく使う手法です。
正直、自分で設計してないので、どこまで効果が出るかわかりませんが、一般的なお話しだとこんな感じになります。
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ユーザーの返答

2021年04月05日

maikのプロフィール写真

ご相談に乗っていただきありがとうございます。
アドバイスどおり、屋根裏は壁を作り、開口はリビングに向かって空けない形に致しました。通気用の室内窓がひとつあります。吹き抜けも、勾配天井をやめ高天井にしました、やはり暑さ寒さは気になりますので大変参考になりました。

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