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家づくり相談

重量鉄骨造自宅兼工場を賃貸併用住宅へリノベできますか?

現在、築約30年の両親名義の重量鉄骨造自宅兼工場に両親と同居しております。
1階部分がクレーンがありまして、通常の家の2階相当までの高さがあり、外階段より2階へあがり、そこを自宅として使用しております。
両親も年齢がいっており、自営で使用してきた工場をやめる時期なのではないかと考えているようです。
娘の私たち世帯(主人、私、小学生の子供)もできればずっと一緒に暮らしたいのですが、今後老朽化も心配です。
主人が士業を行っているので事務所も必要なので、私たちだけ引っ越して別に自宅兼事務所を建てることも検討しているのですが、なかなか良い土地も見つからず、両親を残していくことにもためらいがあります。
ただ敷地面積が大きいため(土地110坪、建物60坪)、主人が建て替えにかなりお金がかかるし、そこまで投資する必要があるのか?と疑問を持っているようです。
最近、賃貸併用住宅が流行っているのを知りそれなら投資のしがいもあるのではないかと私個人では思ったのですが、建築費がどれくらいかかるものなのかわからず悩んでいます。
土地、鉄骨造の骨組みがあるので多少はお値打ちにできるものなのでしょうか?
また、堤防と用水にかこまれた場所なのも主人的には将来価値がないように思っているみたいです。駅は徒歩15分、バス停でしたら5分ほどなので立地的にはいいと思うのですが・・・そもそも賃貸としての価値的に難しいものでしょうか?
長文ですみません。
参考にさせていただけるご意見をお待ちしております。

専門家の回答

5件

2018年 3月 2日
にゃ~ごん様

はじめまして、原空間工作所の原です。

築30年の重量鉄骨造ということであれば、新耐震基準のものですので、ベースプレートと基礎との接続以外は基本的には問題がないと思われます。
実際のものを見てみないと正確なアドバイスはできないのですが、ダブルスキン(二重壁)工法みたいな方法で断熱や耐震方法を考えると、安価でとても住みやすい建物が可能に成るのではないでしょうか。

詳しい情報を頂けましたら、具体的なアドバイスができると思います。
どうぞお気軽にご相談ください。

 原 空間工作所
 〒420-0803 静岡県静岡市葵区千代田2-7-28
 tel (054)248-0298 ・ fax (054)248-0389
 mail:hara-kuukan.kousa*****.com
 http://www.harausf.com

矢印
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2018年 3月 2日
思いつく要点を箇条書きにします。
①工場を賃貸住宅にするためには、用途変更の確認申請が必要です。2階分の高さを生かして2階建ての住宅に出来るかどうか、実際に確認しないと分かりません。
②ご両親のことを考えると、1階に親世帯の住宅を検討することになるでしょう。
③賃貸住宅としての需要があるかどうかの調査が必要です。需要があっても、それがワンルームなのか、ファミリー向けなのか、検討する必要があります。
④2階分の空間はあまりないので、周辺の環境の説明からするとそのままの状態で借り手があるかもしれません。その場合は空いているところにご両親が住む離れを建てればよいと思います。
④既存の建物の検査済証があるかどうかがポイントです。あれば改修するのにやりやすいです。なければ既存建物が合法で安全かどうかの検討から始めないといけません。
矢印
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2018年 3月 2日
はじめましてアース・アーキテクツの鷲巣(ワシズ)といいます。

正直申しまして「賃貸併用住宅」にするにはハードルが高いと思います。
まず確認申請書と完了検査済み証が無いと「既存不適格」の証明が出来ませ
ん。よって用途変更(住宅・工場→共同住宅)はとても難しくなります。
※既存不適格の証明とは「建てた当時には法規に合っていましたが、現在の
法規には合致していない証明の事です。

住宅と事務所へのリノベーションの方が現実的かと思います。
屋根・外壁等を張り替えなければ「大規模の修繕等」には当たらないので「確
認申請」も必要なくなります。
既存の構造体を使ってリノベーションすることも可能ですが、1階の階高が高い
という事ですので、そこに「入れ子」という既存の構造とは縁を切った住居のス
ペースを作る事も出来ます。
その方が断熱等が確実に施工できます。
そして2階を事務所スペースにするなどの方法も考えられます。

ただ換気・有効採光等の法規に沿わなければなりませんので、現地を見させて
頂いて、建物の図面を拝見させて頂ければ「的確なアドバイス」も出来るとお
もいます。
 
どのような方法にしても、既存の構造体に「今以上の負荷」をかけさせない
方法でのリノベーションがいいと思います。
  
ご相談等ございましたら、下記まで宜しくお願い致します。

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
〒421-0113 静岡市駿河区下川原1-4-6
TEL 054-258-3827   FAX 054-258-3827
担当:鷲巣 E-Mail w.wa*****.or.jp
矢印
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2018年 3月 2日
はじめまして。
ジュウニミリ建築設計事務所の二村と申します。

①2世帯住宅(+事務所?)へのリノベーションのみでしたら、申請手続きも有りませんし、比較的簡単に出来ると思います。

②1階に2層分の高さがあるようですので、階段を設けて新たに2階をつくるとなると、増築になりますので「増築申請」が必要です。既存の図面や確認済証などが残っているとスムーズです。

③賃貸併用への増築+リノベーションについては、増築+「用途変更」の申請が必要になると思われます。上記①②より、ハードルは高くなります。

1階部分に2階をつくれるかどうかは、現地を調査してみないと何とも言えないです。

賃貸については、「場所がどこか?」「その場所は需要が見込めるか?」次第だと思います。

費用は、鉄骨造の骨組み以外で使える部分がどれくらいあるか?次第だと思います。骨組み以外はほぼ新しくですと、新築とまではいかなくても近い金額になることもあります。
土地があるのは大きいと思います。

まずは、リノベと土地購入+新築の概算の予算計画をたてると良いと思います。

ジュウニミリ建築設計事務所 二村
http://12miri.com/
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2018年 3月 2日
にゃ〜ごん様

こんにちは、アトリエシーユーの竹石と申します。
東京の大田区の設計事務所です。収益物件を中心に、設計活動しております。

賃貸併用住宅は低金利時代、相続税の増税などでブームですが、
ご自分でされる場合は、事業ですから慎重に投資とリターンを考えなければなりません。
にゃ〜ごんさんの計画地がどのようなところか分かりませんが、東京の場合は駅からの距離はとても重要ですが、自家用車が当たり前の地域は、かえって駐車場の有無が重要になります。

ただその前に一番大切なことは、融資をひっぱり出せるかどうかというところです。
建築基準法に適合しない建物には、当然銀行は融資しませんので、他の方も回答されている通り、建築基準法的に既存建物が扱われている状況を把握することが必要です。
(確認申請や検査済証の有無など)

一度役所に行かれて、建築確認の状況を概要書を入手して確認したり、建築指導課などで相談されることをお勧めいたします。

こういった用途変更や異種用途が併用される建物の設計は難易度が高いですので、手慣れた工務店、設計事務所に依頼してください。

株式会社 アトリエシーユー一級建築士事務所
竹石 明弘
http://ateliercu.jp
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