建築家と家づくり 好きに暮らそう SuMiKa
家づくり相談

構造計算の外注について

30坪程度の平家を新築予定です。


東海地震による被害が心配です。
なので、これから工務店との打ち合わせの段階で構造計算を依頼する予定です。

構造計算には壁量計算と許容応力度計算というものがあるのを知りました。
構造計算を依頼する際はより地震に対して安心できそうな許容応力度計算を依頼するつもりです。できれば第3者にしてもらって客観性を高めたいので、外注を考えています。

費用はどれくらいかかりますか?
また、外注先かどれくらいの地震に耐えられるかなどの結果の説明を受けることはできるのでしょうか?


補足ですが、自分としては家が地震に強ければいいと思っているので、耐震等級3の申請をするつもりはありません。地震に対する強さがわかればいいというスタンスです。

専門家の回答

6件

2020年 6月14日
はじめまして。
大阪市を拠点としますメラーキテクチャ アーキテクツ建築研究所の吉松と申します。

構造計算費用は、意匠設計費の15%が相場です。

基本的に建築基準法では、ざっくり言うと以下を守るように条文化されていますので、壁量計算にしても、許容応力度計算にしても、重量や用途設定が間違いない限りはこれはクリアしていると考えられます。

・損傷防止:中規模の地震(震度5強程度)でほぼ損傷しない
・倒壊防止:大規模の地震(震度6強~7程度)で倒壊・崩壊しない

ただし計算上は、、です。実際の建物の動きは計算通りにはいきません。より形や重量分布が影響しますので、その辺りは構造担当者にヒアリングする方が良いでしょう。

※只今、リモート設計サービスを提供しています。
https://www.merakitecture.jp/remote-sevice

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
MERAKITECTURE ARCHITECTS STUDIO
メラーキテクチャ アーキテクツ 建築研究所
http://www.merakitecture.jp
https://www.instagram.com/merakitecture_architects/?hl=ja
矢印
この専門家のプロフィールを見る

ユーザーの返答

2020年06月19日

sanpeiのプロフィール写真

ありがとうございます。

確かに実際の建物は計算通りにいかないと思います。
工務店のヒアリングはちゃんとしたいと思いました。

2020年 6月14日
許容応力度で最適化するより、壁量で等級3を目指した方が強いと思います。また、重視すべきは繰り返し地震への対策であり、制振ダンパーなどの採用を検討すべきです。
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2020年06月19日

sanpeiのプロフィール写真

ありがとうございます。

制震ダンパーには興味があります。
また自分で調べたいと思います。

2020年 6月14日
木造2階建といった4号建築物の構造設計では、柱、梁、基礎などの仕様規定を満足させるほか、壁量計算、壁配置、水平構面、柱頭柱脚の接合方法の検討を行う必要があります。基本的にこれだけで十分な設計ができてしまうので、許容応力度計算は、仕様規定を外れるような箇所が部分的にある場合の部位の安全検証に用います。なので、特殊な形状の建築でない限りは必ずしも必要ではないです。

ただ、壁量計算というのは確かに、略算的なものですので、実際に建物に生じる水平力を算定して、それ以上の水平耐力をもつ設計ができているかという確認検証の意味では許容応力度計算は役立つかと思います。ただ、そこで得られた計算書というのは膨大な量ということと、それらについてい構造設計者が、一般のお客様にわかりやすく数値を解説し理解を求めることができるかといえば難しいかもしれません。

構造計算ルートへの着目はすばらしいのですが、まずは、どの程度のクラスの耐震性をsanpeiさんが求めるのか?そこの設定が大事かと思います。ご存知かと思いますが、等級3というのは建築基準法の単純に1.5倍で設計します。申請するかどうかは別として、安全な建物を求められるならば、まずはそうしたグレードの設定を工務店さんへリクエストされるとよいと思います。あとは、柱、梁、面材、金物といった材料の選定から、施工体制まで、安全な建物を実現するためには、設計以外に気を配ることがたくさんありますね。

ご参考になればうれしく思います。
矢印
この専門家のプロフィールを見る

ユーザーの返答

2020年06月19日

sanpeiのプロフィール写真

ありがとうございます。

工務店には耐震等級3で申請するかは別として、申請をしたら通るもので、ただし許容応力度計算をお願いしますと伝えました。
自分は建築には素人なので、実際の施工が大丈夫なのか判断するのは難しいと思いますが、自身の思いは継続して伝えていこうと思います。

2020年 6月15日
https://www.youtube.com/watch?v=adP5fbAoxV0&feature=emb_logo
これをみるといいです。この映像はとても貴重な映像で、国が長期優良住宅を推進していく前に耐震実験をした様子です。
実験が行われた場所は、兵庫県三木市にあるE-ディフェンスという施設で、建物の1/1を実験室内に建て、そのまま地震動を発生さて、倒壊しないかどうかの実験をするところです。

映像にある手前が従来の耐震等級1の建物で、奥が長期優良住宅仕様の耐震等級2の建物です。
開始から間もなく、一旦縦揺れでどちらも浮き上がりますが、その後横揺れで奥の建物の方が、1階部分が見事に破壊されてしまいました。

この長期優良住宅は、従来に比べて何が大きく違うかというと、床の剛性を高めています。そうすることによって、床が強くなりますが、その強さが仇になり、柱や壁に負担が掛かりすぎ、1階部分が倒壊してしまいました。


木や鉄は制振、コンクリートは耐震
本来、木というものは、しなりによって、地震力を回避するものです。そのしなりを無視し、硬くしてしまったために起こった現象です。鉄骨造も木造とよく似て、靭性(じんせい)というしなりが重要です。一方、鉄筋コンクリート造は、元々石ですので、鉄筋以外はしなりはありません。ですので、耐震をできるだけ高め、倒壊をふせぐ必要があります。木造や鉄骨造は、しなりを利用するとなれば、制振に力を入れるべきなのです。ほとんどの住宅会社は耐震等級を競い合っていますが、いくら構造計算をしても根本的な考え方が間違っていれば、意味がありません。
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2020年06月19日

sanpeiのプロフィール写真

ありがとうございます。
鉄骨造や木造の耐震に対する考え方、勉強になりました。

2020年 6月15日
こんにちは。
平屋、又は2階建てで構造計算は「安心を数値化する」意味でとてもいい事
だと思います。
出来れば「耐震等級3」を構造計算で確認してもらいましょう。
平屋でしたら簡単に「耐震等級3」の強さは「構造計算」で確認できるでしょ
う。

一般的に木造の構造計算は「許容応力度計算」の事を言います。
「壁量計算」は構造計算とは違って、建築基準法で定められている最低限
の「水平力」に対する強さの確認程度です。

ただ「構造計算」をしても「長期優良住宅」や「「フラット35」などで確認
されなければ、公的には認められません。
ただ先にも述べたように「平屋、又は2階建てでの構造計算は安心を数値化す
る意味でとてもいい事だと思います。」

工務店の経費を除けば、通常は15万円前後で収まりますよ。
下記の平屋もフラット35による「耐震等級3」を取得しています。
https://sumika.me/p/works/81d133ae22228d3fd8d834553a4e964005fac56c

参考にして下さい。
アース、アーキテクツ一級建築士事務所 鷲巣(ワシズ)
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2020年06月19日

sanpeiのプロフィール写真

工務店の経費を除けば15万円程度でできるのですね。
参考になりました。
ご回答のようにお金を払ってでも安心を数値化したいです。

2020年 6月15日
はじめまして、関西出身で栃木に住む設計事務所代表の松下と申します。
私も実家がある関西での南海トラフには気になっています。
阪神大震災も経験しましたので、特に構造計算は大切にしています。
沢山の先生方がコメントされているので、より一層迷われるかと思いますが、少し参考になればと思い書かせていただきました。

耐震性能は木造だと最近は等級3がうたわれていますが、耐震等級3にも品確法での3と許容応力度の3があります。フラット35での等級を求められるのは品確法の方です。簡単に説明すると許容応力度計算の方がランクは上です。
ただ、熊本の大地震で震度7レベルが数回起こったパターンでは品確法で耐震等級3レベルでも、被害がなく住み続けられたとの報告があります。
より一層の強度をお望みであれば、許容応力度計算での耐震等級3がお勧めです。
基本プランのご依頼前に希望をおっしゃって工務店さんなり設計事務所なりに依頼された方が良いと思います。プランを考えてからの構造計算では上手くいきません。構造と設計は同時並行して作業を進めていくものです。

費用や詳細は書かれている方が多いので割愛させていただきますが、会社によってはきちんと自社で計算されている方も多いですし、計算出来ない工務店さんであれば構造事務所に依頼されてもいいと思います。費用も上がり、壁が増えたりも出る可能性もあります。。なので計画段階から入っていただくようにして、大幅な設計変更が起こらないよう注意して下さい。

あと、私事ですが水害被害の体験もあります。その辺も気にしていただき地盤の高さ設定や耐震では土地の地盤状況も聞いたりなど、専門家にご相談されるとよいと思います。

Eディフェンスのお話しを書かれている先生がいましたが、私も限界耐力計算という方法での構造を勉強していた時に見せていただいた事があります。サイトで公開しています。(こちらは専門家がみるもので少し難しいかもしれませんが)
あとは、Youtube でMs設計の方が耐震等級について動画も公開されています。
様々なご意見ありますが等級3を目指されれば強い建築は出来ますので必須だと思いますが絶対ではない事を肝に銘じておいて頂きたいです。
その土地にあった災害対策をされ、良い家づくりができるようお祈りします。



矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2020年06月19日

sanpeiのプロフィール写真

ありがとうございます。

東海地震が心配なので、品確法の長期優良住宅からの耐震等級3よりもより安心できる許容応力度計算をしたいと思います。
Eディフェンスなどいろんなご回答をいただけて感謝しています。
勉強になることが多く不安もありながら楽しく家づくりをしたいと思います。

この家づくり相談「構造計算の外注について」をfacebookでシェアする

関連する家づくりカテゴリー

おすすめ

同じカテゴリーの他の相談

悩みや疑問を専門家に聞きたい方はこちら

作りたいものが決まっている方はこちら