全く訳の分からないロジックですね。
中古住宅ってのは大変に「お徳」です。最大の理由は新築時に載っている
「利益」が元の所有者によって償却されているからです。
ですから、住宅に「何を」求めるかによって、判断が分かれることなのです。
blue_moomさんが、住宅の「性能」に拘るようであれば、20年前の住宅の
性能は現代のものよりも落ちている場合が考えられます。止めた方が良い
かもしえません。
しかし考えてみてください。たったの20年で20年後の住宅の性能と著しく
劣ってしまうような「性能」であれば、現代で新築をしたところで20年後には
購入するだけの価値の無い、たわいのない性能に、まだまだローンを
払い続けているということになりますよ。
そして現在の財力について記載が無いので失礼な言い方になるかもしれませんが、
現在でも上を見ればキリがないのが性能です。いったいそれらの「数値」は
私たちの生活を「どれくらい」豊かにしてくれると言うのでしょうか?
それこそ、人それぞれの感じ方じゃないですか?いくら断熱性能や気密性能が
上がったからと言って、毎月の光熱費が4万も5万も下がるなんてことは無いです。
それなのに建築費の支払いは高額になって、下がった分を上回る金額の支払いを
続けなければならない場合も十分ありえます。
20年前に建てた家のローンが、あと15年あるとしたら、売らないで住み続けて
いる方は、暮らしにくいほど我慢をしながらローンの返済をしているのでしょうか。
そんなことは無いでしょう。
それよりも大切なことは、検討している住宅が「当初の性能」を維持しているか、
どうかなんです。防水は大丈夫か?土台などに腐朽は無いかなどです。
実際に家が傾いているのに騙して売るようなこともあります。家を売りに出すには
「それ相当な理由」があります。誰でも知っているように家を建てるのは大変な
ことです。それを乗り越えて今現在建っている訳ですから。理由が納得できれば、
頭から中古住宅を否定するのは間違っていると思います。
それでも「お買い得」とか全く違った「価値観」を持っている方もいます。
自分の手で自分のために一から考え、例え小さくても終の棲家を手に入れようと
考える方は性能などは「2番目」になります。兎に角「新築」が最初です。
分かりやすくいえば兎に角新築でなければ駄目なんだという理由が無いのであれば、
中古住宅は「しっかりとした物件」であれば検討の対象として悪くありません。
しかし大切なことは、同じような間取りで性能に大差が無いとしても、保証や
耐用年数から考えれば「価格差が小さい」場合は、基本的には新築を
お薦めします。しかし、たまに本当に「お買い得」な物件が出ますから、
よくよく考えてみてください。私が言いたかったのは営業は新築を売って、
なんぼの仕事ですから、子供じゃあるまいし、鵜呑みにしないで下さいという事です。
URBAN GEAR / アーバンギア 本多