土地が49坪・容積率80%の場合、延床面積の最高は39.2坪です。
この床面積で完全二世帯住宅は不可能ではありませんが、各室がかなりコンパクトになってしまいます。
そこで「地下室の容積率の緩和」を利用すれば、最高で地下室が19.6坪、1・2階で39.2坪、合計で58.8坪の延床面積の住宅が可能です。
地下室というと完全に地面の下の部屋と思いがちですが、例えば地下室の天井高が2.4mの場合、土地が平らな敷地であれば、地下室の床の高さが敷地より0.8m低ければ、建築基準法でいう地下室に該当します。
ですから、地下室の床上1m~2.4mの範囲で窓を設置することもできます。この方法の地下室ならば、工事費も最小限におさえ、「明るく風通しの良い地下室」も可能になります。
また、地下室は冬寒く、夏暑いと思われがちですが、地下水が水道水に比べると夏冷たく、冬温かく感じることと同様で、地面下の温度は外気温に比べ温度の変化が少ないので、明るく風通しの良い地下室を提案できれば、「地上階よりも快適な地下室」も可能になります。
弊社では自宅も含め、二世帯住宅を70件程度、設計・監理しています。
質問等ありましたらお気軽にお声掛け下さい。
よろしくお願いいたします。
(有)滝下秀之建築アトリエ 滝下秀之
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