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中古住宅のブロック基礎について【追加質問】

昨日中古住宅のブロック基礎について
質問させて頂いたのですが、耐震診断と基礎の補強をすすめていただき、追加で質問いたします。


・築42年平屋36.6坪土地約95坪
・建物の1/2が2段、残り1/2が3段のブロック基礎
(添付の写真は3段)
・ブロック基礎の上からコンクリートを流してブロックを固定したような跡がある
・建物全体がブロック基礎になっている
・建物外周の2辺にはクラックのようなものはなし
(建物の後と左側は隣の敷地のため確認できず)
・左側のお隣さんとお互いに屋根が越境し合っている
・うなぎの寝床の様な縦長い敷地(間口8メートル)
・姫路の旧城下町のため1900年代の地図を見ても田畑や沼池というわけでは無い



状況のような状況なのですが、耐震補強するには大体どれくらいの費用がかかるのでしょうか?

まず耐震診断をしてからどれくらいどこに何をするかで、金額は大きく変わってくる方は思いますが、目安の金額が知りたくて質問いたしました。


出来れば住宅ローン控除が受けれる基準の1.0になればいいのですが、多分かなりの金額がかかるであろう。と言われているので

①耐震基準を満たす1.0まで耐震補強をした場合の価格目安
②最低限これくらいは補強しておいた方がいいぞ。という価格の目安


を教えて頂きたいです。
手書きで申し訳ないですが、何卒宜しくお願いします。
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星マーク
相談者が役に立った
2021年 6月17日
こんにちは。クサノユカリ建築設計室です。

耐震補強工事の費用ですが、診断してみないと何とも言えません。
基礎以外にも、木造の柱と梁を接続している部分に金物を追加したり、耐力壁という壁の補強も必要になる可能性があります。

取り急ぎ、耐震診断をされて、そこから目標の等級になるにはどうすればよいか、検討依頼された方が良いかと思います。

後、耐震補強や耐震診断については、行政から補助金が出ていることもあります。
私たちが活動している京都では、80万円程の補助金が受けられますので、耐震補強をされる場合はお得に工事ができますよ。

ご参考になれば幸いです。
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ユーザーの返答

2021年06月18日

まいこのプロフィール写真

回答頂きありがとうございます!

まずはなにより耐震診断ですね。
姫路市にも同じような耐震補強の際に受けれる補助金があるのですが、対象の工務店に嫌な顔をされてしまい、躊躇っていましたが、まずは役所で申込をしてみます。

貴重なご意見ありがとうございます

星マーク
相談者が役に立った
2021年 6月17日
前の質問でもお答えしましたが、床下も屋根裏も築42年の建物としては、とてもきれいです。42年前というと昭和54年ですから、そのころの木造では、梁にこのようなゴロンボは使わなかったと思います。従ってこの家の建て主は、かなりこだわりがある方で、姫路城の城下町に敢えて昔の工法で建ててもらったような気がします。ですので構造としては、京町家のように耐震壁がない構造ではないかと思います。

このような木造の構造を耐震的に補強する場合は、安直に耐震壁を造ると失敗します。耐震壁を造ったところだけ強くなりすぎて、地震が起きた時に、その壁が他の部分を壊す可能性があるのです。恐らく、この建物は京町家と同じように、地震に対して揺れて耐力を確保するタイプの建物ではないかと推察いたします。小屋組みを見ても、今の常識的な小屋組みからすると、全く異なった構造になっています。ゴロンボを組んで、多少歪んでも耐力を確保する構造なのだと思います。ですので屋根の下地板にも合板は使用していません。合板を使用すると、その面が強くなりすぎて、歪に耐えられなくなるのです。羽目板ですと屋根面が多少歪んでも、大丈夫です。

ということで、構造的に耐震補強されるにしても、強引に今の基準に合わせるような補強は好ましくありません。そういうことを分かった方に相談されることをお勧めします。具体的には、柱と梁などの接合部を金物で補強するのですが、構造体そのものが剛にならないようにすることが肝要です。いわゆる、「揺れて持つ」構造にしておく必要があります。建物の状態が良さそうですので、構造補強に要する費用は、それほど高額にならないような気がしますが、やはり、実際に見ないと何とも言えません。
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ユーザーの返答

2021年06月18日

まいこのプロフィール写真

回答頂きありがとうございます!

この家の作りは伝統工法のようなものなのでしょうか。揺れて持つ。すごい技術ですね。無理に違う方法で耐震補強しないほうがいい場合もあるのですね。


まずは耐震診断してもらって、伝統工法も取り扱っている古くからある地元の工務店に聞いてみようとおもいます。

あんまり良くないお家なのかと、ショックを受けていた所、こちらのコメント頂き少し希望が見えてきました、ありがとうございました

星マーク
相談者が役に立った
2021年 6月17日
まいこさん、今晩は。

追加の写真も拝見しました。
耐震補強費用は、診断してみないと全く分かりません。
現況を調査・診断をし、現況の建物の耐力を確認します。
次に、補強方法と数量を出して、凡その金額が出る流れかと。

平屋ですので、2階建てよりも有利です。
 ただ、耐震診断も補強も、基礎よりも上部の構造(上部構造といいます)が
計算対象で、基礎等はコメントする程度です。
 また、基礎の種類や地盤によっては、上部構造の耐力を低減することにはなります。
基礎が大丈夫か、壊れるかを計算される訳ではありません。
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ユーザーの返答

2021年06月18日

まいこのプロフィール写真

回答頂きありがとうございます!

基礎よりも上の部分で判断するとのこと、知らなかったので、凄く参考になりました。なるほどです。

調査診断→補強方法ですね。
まずは診断してみないことには、と皆様に言っていただいたので、取り急ぎ診断依頼をしてみようとおもいます。

ありがとうございました

星マーク
相談者が役に立った
2021年 6月18日
こんばんは。
 参考程度に木造の耐震診断、耐震補強について助言させていただきます。まずは、建物が重い建物か、軽い建物なのかによって補強する箇所が異なってきます。重い建物といえば、屋根が瓦である場合です。軽い建物は屋根がスレート系か金属系に属します。これまで都内で木造の耐震診断を数多くやってきました。その経験からすると、一階で軽い建物の場合は補強箇所が少なく工事も比較的安価で済みます。工事費を概算でいいますと、内部で半間の耐力壁の補強工事で20万円、外部で30万円前後かかります。全体の補強工事はその個所数で概算できます。また、金物を付けるだけでも建物の耐力は増します。

 一般的に言われる耐震における建物の評価は、基礎を参考程度で基礎から上の上物だけの計算となります。ですから、上部構造評点が1.0以上を推奨されます。基礎の状況は耐力の計算ではそれほど影響しません。銀行などの融資の場合、道路上新築のできない状況にあっても、上部構造評点が1.0以上あれば融資できるようです。その場合の計算方法は一般診断と精密診断がありますが、一般診断でも適用されます。一般診断は4分割法で、精密診断は重心、剛心などで計算します。

 添付された図面から判断しますと、横方向に壁が少ないようなので、倒壊するとなれば図面からすると右か左になります。ですから、補強部分については横方向に耐力壁を設ける必要があります。これまでの補強工事の経験からすると、軽い建物だとすると補強工事はかかっても150万円くらいとみています。補強工事は行う場合はリフォームを兼ねてやられることをお勧めします。

 基礎の補強もいくつか方法がありますが、全体の工事費で見合った補強方法になるかと思います。

 木造の耐震診断や補強工事については、行政で積極的に支援活動を行っていますので、最寄りの行政に相談されることがよいかと思います。私も区の依頼で耐震診断、耐震補強を数多くやっていますので、図面を見ると大体判断はできます。

 これもひとつの助言として参考にして下さい。
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ユーザーの返答

2021年06月18日

まいこのプロフィール写真

回答頂きありがとうございます!

屋根は瓦なので重い建物ということですね。
横方向の壁が少ないとのこと、真ん中の壁をぶち抜こうかと思っていたので、それができるのかも要相談ということですかね?

内部のリフォームも兼ねて耐震補強をするつもりではいましたので、おっしゃって頂いたようにまずは診断を依頼してみようと思います。

具体的な数字を言っていただき、すこしホッとしました。
上部構造をしっかりすればブロック基礎でも大丈夫なのか、そうでないのか予算とも相談しながら進めていこうと思います。

ありがとうございました

2021年 6月19日
通常の耐震診断士は在来工法でのライセンスで、お寺のおおいい京都や奈良地方には伝統工法の耐震診断士がいると思います。
格子壁による補強等、やってくれるでしょう。多分伝統工法の耐震診断士はいないでしょう!
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