萩原さんの回答に構造用合板の方が安いとありますが、ちょっと
素人には分かりにくいかもしれないので、僭越ながら補足させて
頂こうと思います。
リノベとはリノベーションの事ですよね?
リノベーションは建築では「改修して用途や機能を変更する」ことを
言います。構造を触らないで行うことです。
cacaさんが、行おうとしていることは単なる化粧直しですか?
間仕切りの移動をされるのでしょうか?
これでコストについての意見が分かれます。
内装の制限が掛からないということも前提でお答えしますが。
現在の壁の仕上はクロス貼りなのでしょうか?
そうであればペンキ調のクロスで仕上るのが一番安上がりです。
新たに壁を作るにしても何でも良いですから「胴縁」を入れて
PBで壁を仕上てクロスを貼る方法が最も安価です。
通常壁に施工するPBは下地が木の胴縁ならば12.5ミリのものを
張ります。ホームセンターでも1枚480円で購入できます。
クロスは安価なものであれば1㎡当たり900円程度で施工して
もらえます。ペンキは買ってきて自分で塗るんですよね?
大変な作業です。
私はクライアントが自分で塗ると言って最後まで仕上がらなかった
現場を幾つも経験しています。金額も労力の対価も素人には全く理解できない
くらい安い仕事なのです。彼らは本当に良くやっていると感心しますよ。
そもそも木に下地処理をしないで直接ペンキを塗れば絶対に木目は
残ります。完全につぶす事は不可能に近いです。いわゆるペンキの
イメージだと思いますが、べったべたに塗ったペンキは中々乾きませんよ。
匂いが気になって部屋の内部にはいられないでしょうね。
木部にはラックやステインといって浸透性のものを使うケースが多いです。
もう完全に木の地肌が浮いて見えます。っていうか、木目が強調されます。
それを楽しむと言う理由が無いなら、わざわざ最も木目が目立つ
ラーチ合板(針葉樹合板)を使って施工する意味は皆無ですね。
また基本的には構造用の合板は「ふし」だらけです。
とてもインテリア級のものを選んでなんて素人には無理でしょうね。
ベニアと呼んでいますが、ラワンの合板であれば、ふしはありません。
分かりやすく言えば「普及している工法が最も安価」だということです。
安価だから普及しているんです。付け加えれば合板はペンキが浸透しません。
ペラペラの薄い木を接着剤で張り合わせているからです。
接着剤が邪魔をしてペンキが乗らないです。ですから表面にだけしか
ペンキが乗っていないので剥離やひび割れが起きやすいです。
ただ私は真っ白にしたいときにはPBの下地にEP、AEPの塗装で仕上ます。
艶のない石工のような空間になりますよ。
※画像は施主がペンキ塗りをするといって塗り始めたのに1面塗った
ところで泣きが入った様子です。仕上材はラワン合板です。
塗料はVATONと言います。ホームセンターでも手に入ります。
このように休日に壁を塗るのが楽しみで何年かかっても良いという
場合にしかセルフビルドはお勧めしません。
建築に係わる人たちは概ね薄給です。cacaさんの時給にもよりますが...