レオ様
初めまして。東京早稲田を拠点に活動しています金谷と申します。
親戚の方に工事業者さんがいらっしゃるのはとても心強いですね。
ちょうど現在、兵庫県で似たような背景で進めています建築中の現場が進行中です。(平屋です。)
http://perimeter.exblog.jp/i19/プロジェクト名:「山の家」
この計画の建主様は内装の設計施工の仕事をされており、
老後のために田舎に移住するという計画です。
建主様自身も内装デザインと工事をされるので、それ以外の部分を私の方でサポートさせていただいております。
建築の内装以外のデザインは私が設計し、
内装工事以外の工事は私の同級生の大工に頼むということを先に決め、
そこからどのような住宅を作ることができるのかということを先に協議して進めました。また内装工事とそれ以外の工事という区分けが難しいということと、ほぼ内輪で工事を進めるため、一般的に取り交わされる「工事請負契約」では無く、「常用」という方式を取っています。「常用」とは工事にかかる人工と建材費など、謂わゆる実費で毎月精算するという方法です。
もし工事途中で変更になっても変更契約などしなくて良いなど、内輪の方に不用意な負担をかけずに済むのでトラブル回避ができます。また実費しかかかっていないため、余計な含み経費がかからないというメリットもあります。
さて、レオ様のご質問の状況の場合、
私であればですが下記のように進めるのが良いと考えています。
(1)親戚の工事関係者の方々の条件を整理します。
可能な工法(木造、(在来軸組、枠組み工法、丸太工法など)
可能な工種(土工事、基礎、大工、木工、塗装、クロス、左官、建具、家具、電気、衛生、空調、など)
有利な建材の商流(材木ルートが強い、建材の販売代理店をしている、衛生機器が安く手に入る、など)
(2)できるだけ親戚の工事関係者の方々だけで工事ができる設計を行います。
(3)常用で工事積算を行います(予算内に収まっているか確認する)
(4)予算が固まれば常用で工事を行います。
常用方式が成功する前提として、棟梁や工事業者との信頼関係があるということが求められます。
昔はこのような方法で家を建てるのが一般的だったと言われています。
このような方法に対応していもらえる建築家を探すことを最初にされるのが良いと思います。
ご予算につきましては、親戚の工事関係者の条件にもよりますが、
このような進め方で25坪程度の平屋が可能と考えています。
上手に設計すれば20坪程度でも十分な素敵な住まいができますよ。
参考になりましたでしょうか?
【カナデラボ】 代表
金谷 聡史 (Satoshi Kanatani)
一級建築士/日本建築学会員/JSHI公認ホームインスペクター
http://kanadelabo.strikingly.com/kanad*****.com