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古民家のセルフリノベーションについて

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Saori
和歌山県
和歌山、旧日置川町の恐ろしく山奥に、祖父母の残した古い家と山林、田畑があります。
家は築130年以上の古民家で、代々いろいろなところを修理して使ってきましたが、谷あいで湿気の多いところなので家の傷みもひどくなり、私の代で大規模なリノベーションをしたいと思っています。
できるだけ古い柱や梁を使用し、昔の土間を復活させ、かまどを設置。居室には囲炉裏と薪ストーブを置き、それらの熱を床暖房に利用するシステムを導入したいと思っています。
そして、プロの手が必要なところはお願いするとして、できる限り自分たちで作る家にしたいと考えています。
また、木材は可能であれば持ち山の杉や檜を使用できればと思っています。
まずはそのようなリノベーションが可能かどうか、また、可能であれば予算はどれくらい見ておけばいいか、ご意見をいただければと思います。

専門家の回答

5件

星マーク
相談者が役に立った
2016年 1月 3日
はじめまして。わたくし愛知県の設計事務所、アトリエ創の宮坂と申します。わが事務所もここのところ、Saoriさんのようなご相談を多く頂くようになりました。現在、築50年程のお住まいのリノベ計画を設計させていただいています。弊社、そんな関係で古物商の資格も取得したくらいです。

さて、ご連絡頂きましたようなリノベですが、可能だと思います。
生かすところは上手に生かして、プロに手を入れて頂く箇所と自分たちでセルフリノベする箇所を分ける事は、コスト的な部分だけでなくて、家に対する愛着や、今後のメンテナンスの事を考えるとぜひ、されると良いかと思っています。

材木を今回のリノベに利用する件ですが、こちらは要相談ですね。
山にある木材は、そのまま使う事については配慮が必要です。
そのままですと含水率が高すぎて、材料が反ったりし易いからです。
どうしてもな場合は、伐採したあとで釜に入れて乾燥させる事が必要になります。ですので、特別安価にならないかも知れないです。
ですが、せっかくの素材を是非にも使いたいという事であれば、ぜひそのようにされると良いかと思います。

また、今回のリノベで、建物の断熱性能や耐震性能をどこまで引き上げるか、それによりコストはかなり変わります。

また、リノベで一番頭が痛いのが、解体費用です。
既存の建物を生かす解体の場合、手で壊す事になりますので慎重な作業が必要で、そのコストが結構かかってしまいます。

それらを総合的にジャッジできる設計者さんと上手にコラボして、予算計画を立てて頂きたいですね。

建物の規模が分からないですが、古民家のフルリノベであれば、過去経験からしますと3000万円前後からの予算取りをされておかれると良いかと思います。

参考になれば、幸いです。

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ユーザーの返答

2016年01月03日

Saoriのプロフィール写真

宮坂さま、ご回答ありがとうございました!
最近このような質問が増えてきているとのこと、古いものを大切にしたいと思う方が増えてきているということですね、とっても嬉しいです。

セルフリノベが可能と言って頂けたことで、とても希望が持てました。
おっしゃるように強度の計算を踏まえた設計、断熱方法、床下の基礎や柱や梁の組み立ては専門家でないと無理だと思いますので、その辺りをお願いして、その他は自分たちで、というのが理想の形です。
解体も、現状立地からして重機が入れる場所ではないので手で解体のつもりでおりました。
現住建造物ではないので、ゆっくり作業できればと思います。
建物の規模は、おそらく建坪40坪ほどの平屋です。
予算は3000万ほどなんですね〜!!街で新築したほうが安いんですね(笑)
それでも愛着ある建物なので、これからまた100年以上もつものを作りたいと思います。
自前の木材については、先祖代々付き合いのある林業家さんがいますので、そこに相談してみようと思います。

とても参考になるご回答、まことにありがとうございました!
いい家を作ります!

星マーク
相談者が役に立った
2016年 1月 3日
Saoriさま、こんにちは。私は大阪市内で住宅(木造中心)と店舗を設計監理しております。 http://www.soann.co.jp
また伝統建築を学び現代に生かしていくNPO法人「社の極」を設立し理事長を務めております。 http://www.yashironokiwami.com
Saoriさまのご相談を拝見し、当方で培ってきたノウハウと知識を活用していただけるのではないかと思いご回答させていただきます。

昔の土間とはたたき土間ということでしょうか。以前私達もたたき土間のワークショップをさせていただきましたので、ご自身でも可能です。但しかなり重労働になりますので、たくさんの人数でやられる方がよろしいと思います。

かまど(おくどさん)はやはり左官屋さんに任せたほうがいいですね。薪ストーブは輻射熱でかなり部屋全体が暖かくなりますが、囲炉裏は座っている前だけしか暖かくなりませんので、床暖房に利用するなら薪ストーブの方が効率が良いです。しかし囲炉裏は見た目や匂いなど郷愁も誘い、鍋調理なども出来ますので、個人的には私も大好きです。現在神戸北で囲炉裏のある家を設計しています。床暖房の簡単な方法としては煙突から分岐して床下の蓄熱層に吹き込む方法もありますが、排気の注意が必要です。いずれにしてもこの部分はプロに任すほうがいいですね。
お持ちの山の杉や桧を利用するには伐採→製材所への運搬→乾燥→製材と必要ですので、そのあたりのルートをお持ちでないと持ち込み料を取られますので、コストが安くなるかどうかは微妙です。ただし自分の山の木を使うことは地産地消になりますので、私も賛成です。愛着も持てますし・・。
お考えのようなリノベーションは可能だとは思いますが、一気にやらずゆっくり時間をかけて進めていくほうがよいかも知れません。やらなくてはという義務的になるとご自身が疲れてきますので、楽しみながら出来るペースが良いように思います。但しプロに頼むところは時間をかけるとコストが上がりますので、ご注意ください。
長期的なスケジュールを立てて、どこで何の業者を入れるかを検討していくことが必要です。その間ずっとお付き合いしてくださる設計事務所をお選びいただく
ことをお薦め致します。

有限会社 設計処草庵 
建築家 中原賢二
TEL:06-4800-2711
CELL:070-6688-4034
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ユーザーの返答

2016年01月03日

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中原さま、ご回答ありがとうございました!
土間はたたき土間です。昔のままだと足元があまりに冷たいので、ここに床暖房を施せたらと思っています。現住建造物ではないのでゆっくり作り上げていくつもりです。
薪ストーブは今も使っていますが暖かいし上で煮炊きもできるし、大変重宝しています。冬の煮炊きは省エネも兼ねてできるだけ薪ストーブでしているのですが、台所と離れていることもありおくどさん復活を希望です。薪ストーブからの排気を分岐させて…というアイデア、とってもステキです!是非ここは専門家に設計をお願いして薪ストーブ床暖房を施したいです!
今の規模であれば薪ストーブ一台で暖房は十分なのですが、やはり囲炉裏は憧れです(笑)ので囲炉裏部屋を作りたいと思います。
自分の山の木は、先祖代々培ってきた山林を実際の生活に生かしたい、という愛着の部分が大きいです。コスト面で大きな損がないなら部分的でもいいので使用できればと思います。製材に関しては、代々お付き合いのある林業家さんに相談したいと思います。
今後相談させて頂く際はどうぞよろしくお願いいたします。

星マーク
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2016年 1月 4日

法律的に言えば、
①建築基準法…都市計画区域外であり(恐ろしく山奥ならば、恐らく
該当すると思います。)木造40坪平家建てですから、改築や大規模の修繕・模様替えは確認申請は不要ですので、リノベーションは可能です。

②建築士法…また、設計・監理行為は100㎡を越えていますので、
自宅であっても建築士の免許を持っている者でなければなりません。
更に、ご自分でお持ち無ければ建築士事務所登録を行なっている事務所に
依頼する必要がございます。

施工については、自営は可能です。
構造躯体をプロに依頼する場合は、新築の50%程の単価を想定すると良いでしょう。杉材は柱1本数千円しかせず、材料を持ち込んだとしてもコストダウンにはあまりつながらないです。逆に製材・乾燥コストがかかり割高になる場合もございますので情報(見積)の上判断することがいいでしょう。
また、建具は仕上がり精度が高くないと使い勝手が悪くなりますので、プロに依頼したほうがいいと思います。
手先が器用な友人がこのようなセルフビルドで2年程の期間がかかりました。
現場まで車での搬入・搬出ができてでの期間ですが参考にしてください。
設計業務を休業してオールタイムでの工事でしたので、気長に行なうことに
なります。

予算については、材料費を含めて人件費のウエイトが大きいので、
その分は節約できます。(但し、ご自分の職業で得られる収入でプロを雇われた方が効率・出来は良いです。)

仕様は判りませんのでグレードにより予算は変わりますが、
予算・仕様・規模・時間で予算を重視して行なえば、通常の2割安程度になると
思われます。

設計監理につきましては、弊社でも対応させて頂きます。
構造設計の無いリノベーションは10,000円/㎡にて対応させて頂いております。
宜しくお願い申し上げます。

Archi-Lab.CAN 建築加塩設計株式会社 加塩博之 拝
ArchiLabCAN@ybb.ne.jp tel:099-296-1156

=豊かな空間創造、幸福な時間=


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ユーザーの返答

2016年01月09日

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加塩さま、ありがとうございます!
余りに田舎すぎて治外法権的な考え方をしていたので、法的な観点からのアドバイスを頂けてとてもありがたいです。設計に関しては、耐震強度の問題等がありますので、もちろんプロにお願いするつもりでいます。
ご友人の方は家づくりに専念されても2年を要したんですね〜。期間や費用なども具体的に書いて下さりとても助かります。それくらいの余裕と覚悟を持って気長に取り組まないといけないということですね。
とくに費用についてはできるだけ低く、できるだけ自分たちで、と思っていますので参考になりました。
ありがとうございました!

星マーク
相談者が役に立った
2016年 1月 4日
Saori さま

はじめまして、水谷建築建築設計事務所の水谷嘉信です。
大阪市淀川区で設計活動をしております。

旧家のリノベーションも数多く手がけております。

その中で、兵庫県下でもっとも古いといわれている、
築500年の土間のある旧家のリノベーションの参考例です。
http://www.court-yard.com/takino01.html

リノベーションとしは、どんなことでも可能だと思います。
持ち山の杉や檜も時間さえあれば使うことも可能ですが、
十分に乾燥している古材などを良く使ったりしています。

予算に関しては、自力でどこまでされるかによって変わってきますが、
一度、現地を見させて頂いてから、いろいろとアドバイスは出来ると思います。

HPを見て頂いて、興味がございましたらご連絡して下さい。
何か分からない事がありましたら、どんなことでもご相談してみてください。

では、よろしくお願いします。


水谷嘉信
水谷嘉信建築設計事務所
〒532-0011
大阪市淀川区西中島1-9-16、ストロングビル801
TEL:06-6308-0524 
mizutani@archm.com
http://www.court-yard.com/


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ユーザーの返答

2016年01月09日

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水谷さま、ご回答ありがとうございます!
土間の家、拝見しました。とても凝った作りで素敵ですね!
今回のド田舎のリノベーションは、とにかく「安全に、そこそこ快適に住める」「今後も素人の自分たちで保守管理を続けていける」ということに主眼をおいて行っていきたいと思っています。
古材を使うなど、参考になることを教えて頂きありがとうございます!
また分からないことがあればご連絡させて頂くかも知れませんがその際はよろしくお願いします。

星マーク
相談者が役に立った
2016年 1月 5日
Saoriさま

初めまして。
大阪・堺市の建築事務所「Studio REI」の嶽下(たけした)と申します。
私、生まれも育ちも和歌山県という事もあり、和歌山で仕事させて頂く事が多く、ご相談の本文に“和歌山”とありましたので特に親しみを感じながら拝見させてもらいました。
代々歴史のある住宅を想いを持って残される事は大変な作業ですが、とても意義のある事だと思います。かまどや囲炉裏など風情があってイイですね。

全体的には他の先生方が仰るとおり、当然ながらプロの様には進みせんので、時間にゆとりを持って地道に作業すればセルフリノベーションも可能だと思います。レクチャーを受けても難しい工事(かまど、囲炉裏、薪ストーブ等)は仰る通りプロの手を入れて施工の区分けをあらかじめ入念に計画する事が賢明かと思います。

予算組みとしては…
具体的な計画はリノベーションの場合、特に既存部の傷み具合や構造のチェック等が重要ですので現地確認の上で、工事範囲を把握し工事費概算を行う事が重要となります。その上で先ずは工事項目全てをプロにお願いする見積りをしてもらい、その中からセルフで挑戦する項目を選択していくという方法がベターかと思います。

また、持ち山の木材の利用についてはお付合いのある林業家さんがいらっしゃる様ですので、ご相談されると良いかと思います。

ご相談、プラン提案は無料です。
先ずはご縁がございましたらフランクなお話からでも…と考えております。
その上できっとお役に立てるかと思います。
現地確認も含めて是非、お気軽にご相談下さいませ。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。


Studio REI
嶽下 康弘(たけした やすひろ)
大阪府堺市南区宮山台4丁14-2-1
TEL/FAX:072-350-7950
Mail:info@studiorei.net
Web:http://studiorei.net
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ユーザーの返答

2016年01月09日

Saoriのプロフィール写真

嶽下さま、ご回答ありがとうございます!
和歌山出身の方なんですね。
私は育ちは大阪なんですが、この田舎の家と山に昔から強い思い入れがあり、今は母の名義になっていますがゆくゆくは私が引き継ぐことになっています。
母もそろそろ高齢者の部類に入ってきたので、母が元気なうちにこの家をリノベーションし、たまに遊びに来た時だけでも快適に過ごせるようにしたいと思い、今回の相談となりました。

全てを専門家にお願いする見積もりから、自分たちでやることを引いていく、というのは分かりやすいですね!
ぜひその方法で予算組みをしたいと思います。
何しろ余りに山奥過ぎて、人に来てもらうのも憚かるような所なんですが、今後家族で話し合い、具体的に進めていきたいと思います。
また質問があればお聞きすることもあるかも知れません。その際はよろしくお願いします。

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