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無垢材と集成材どちらがよいのでしょうか?

モデルハウスなどを見学していると、柱の素材に「無垢材」を使用しているメーカーと「集成材」を使用しているメーカーがあります。
それぞれのセールストークを聞くと

「無垢材」仕様メーカー
接着材で貼りあわせた柱より、木は生きているので、柱は無垢が良い。シックハウスのような心配も無用、健康な家。

「集成材」仕様メーカー
最近は「集成材」が一般的。規格がしっかりとしているので、寸法の精度もよいし、反りなどの狂いが少ない。構造上も「無垢」より強い。

柱は「無垢」のほうがよいと思っていたのですが、よくわからなくなりました。
私の希望としては壁を大壁にしたいと思っているので、表に柱が見えてきません。
3F建てを計画していますが、耐久性のある丈夫な「家」を建てたいと考えています。どちらの柱を選択するべきなのでしょうか?
アドバイスお願いします。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

4件

2009年 8月25日
はじめまして。

御質問の件については、いろいろな考え方がありますので、あくまでも私の考えとして、お読みください。
私のところでは、木造では集成材を標準の仕様としています。
工法としても、集成材による重量木骨構造(SE工法)を標準的に採用することにしています。
これは集成材の方が、無垢の木材より優れているからではありません。
やはり優れた無垢の木材はすばらしいです。
しかし、そのような木材を簡単に手に入れることは難しくなりました。
もちろん、金額的にも高額になることを覚悟しなければなりません。
若い木から取られた無垢材などはかえって危険だと思います。
強度や耐久性も落ちますし、反りや歪も大きくなります。
そのような無垢材を使うよりは、集成材を使う方が良いと考えています。
矢印
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ユーザーの返答

2009年08月25日

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kokuzo様
アドバイスありがとうございます。
その後もいろいろと調べているのですが、どちらも長所、短所があり何を重要視するかが大事なようですね。ご意見参考にさせていただきます。ありがとうございました。

2009年 8月28日
私は基本的(特殊はケ-スな除く)に大壁であっても無垢材を使用しています。
3階建てもこれまで3件ほど設計しましたが無垢材(地場産材)の柱としました。
理由は(理由にならないですが)、私が無垢材が好きであることが本音です。
なぜ好きかと良いますと、非論理的かもしれませんが、木には芯(年輪の中心)が
ありますが、この芯がある材を専門用語で芯持ち材(芯の無い材を芯去り材)と呼
んでいますが、当然ながら芯持ち材は木が台地に立っている自然の状態に近いので、
木の特性を考えれば理にかなった遣い方といえると思います。
また、年輩の大工さんは芯持ち材は強いといいますし、私は古民家の再生やリフォ-ム
などの仕事していて、そうした現場で腐食した柱や土台を目にしますが、周りは腐ってい
ても芯の部分は必ず残っています。(強度が残っている証拠)
集成材はある意味で人工的につくられたもので、化学的な裏づけがその信用となる訳
ですが、高温多湿の日本の環境を考えると、何十年という建物寿命の中でどこまで化学的
デ-タが有効なのかとても疑問なところです。私はやはり800年以上続く日本建築の知恵を
活かしたいと考え、無垢を使っています。
しかし、一番のポイントは無垢を扱うには相当の経験がないと出来無いことです。
それは数年で覚えられれるものでなく、単に設計書に無垢材と書けばよいものではご
ざいません。
大切なのは、木造についてきちんとした知識のある設計者、施工者に相談することがとても
大事です。そのことがけして高単価になることでは無いと思います。日本各地にはまだまだ
そうした知識と木にたいする情熱のある大工さん建築士さんが相当いると思います。
是非相談されては如何でしょうか。
矢印
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ユーザーの返答

2009年08月29日

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ヨシケン様
アドバイスありがとうございます。
確かに木造についてきちんと知識のある設計者、施工者に相談することは大事と思います。
要はそういった方々にどう巡りあうかですね。とにかく、自分が信頼できる設計者、施工者にお願いすることが大事ですよね。あと、自分自身そういう方々とある程度会話がでできる知識も身につけなければいけませんね。でも、最近はハウスコさんのようなサイトがあって大助かりです。参考になります。

2009年 8月28日
g.field様

はじめまして、新宿で設計事務所を主宰している片瀬ともうします。

家づくりについて、色々勉強されているようなので、他社よりも専門的に回答したいと思います。

回答:無垢材です。

木には、アカミとシラタがあるのは、ご存知でしょうね。
シラタは、タンパク質が多く、シロアリ等の被害がでます。また、アカミは、含水率が高いので
乾燥により、クルイが生じます。問題は、その乾燥率です。天然乾燥で、15%程度であれば
最高です。表面乾燥だけではなく、芯までを含んだ乾燥率が、低ければ、その分、将来的に
安心して使える木材です。木材の変形が少なく、その分、強度も保証され、100年以上は、必
ずもちます。法隆寺が現存しているようにネ!
また、木材の生育環境等も考慮して、適材適所に使うことが重要です。セウラとセオモテ。これ
も重要ですから、必ず考慮して使ってください。

大空間以外での集成材は、決して使わない方が、得策です。集成材中には、シラタとアカミが、
混合しており、乾燥率もバラバラです。また、大きな問題は、接着材の寿命と強度維持です。何
年もつか、誰もが知らないところです。寄せ集めの木材を、何年もつか解からない接着剤で固め
た物が、集成材ですよ!こんな物で、あなたの大事な家を、造ってしまって良いのでしょうか。

あなたは、確かな技術と経験のある建築家に依頼し、熟練した大工さんに任せておけば、良い
と思います。その人たちを、信頼してください。

建築家選びに迷ったら、以下のサイトが参考になります。

建築家・設計事務所選びのコツとポイント
http://www.architect-designer.net/
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ユーザーの返答

2009年08月29日

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片瀬様
アドバイスありがとうございます。
実のところ、私の実家は、一度シロアリの被害を受けています。お風呂場の柱が食われたのですが、材が何であったかは知り得ません。昔の建物なので、集成材ではなく無垢材でした。おそらく、湿気や築年により防蟻の効果がなくなるなど、諸条件が重なったのでしょうね。ほんと、食われた柱を見て唖然としました。よく、家が倒壊しなかったものだと...。
柱といっても、耐震、耐久(腐食)、反り、割れ、シロアリ...様々な条件に耐えてもらわないといけないから大変重要な部分ですよね。なので重要視しています。自分の納得のいく柱を検討します。

2009年10月12日
g.fieldさん

無垢材がベストで集成材が悪なのか?または外断熱がベストで内断熱が悪なのか?
そのような議論はこと欠かないです.

相談内容は,無垢か集成材かでして,皆さんお答えになっている通りです.ちなみに,私は無垢材派ではありますが集成材も採用しています.質の悪い無垢材を使うより質のいい集成材を使った方がいいと思いますし.柱の話が多いですが,大きな部屋を作ろうとすれば梁だって集成材を使うメリットも物理的な必然性も出てきます.予算もあっての家づくりです.設計はトータルの視点があってこそで,それをするのがプロです.

どっちがいい悪いを議論したり調べる事も大事ですが,住宅展示場に行くよりは,大事な事は「これから建てる家で何をしたいのか」「何を求めたいのか」「家族がどう楽しみ笑顔であふれた空間でありたいのか」というコンセプト(各論よりも総論)を家族で納得の行くまで話し合う,そしてパートナーとなる建築家と議論を重ねる事に時間とエネルギーを費やす事をお勧めします.

総論を忘れて各論に陥ってしまう,,,,家づくりの落とし穴ではないかと思いまして,,,

風のアトリエ/米村和夫建築アトリエ
http://www.yonemura.jp
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ユーザーの返答

2009年10月12日

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米村様
アドバイスありがとうございます。
柱に限らず、今後も家を建てるにあたっていろいろな場面で、選択肢がでてくるのだと思います。以前投稿させてもらった外配管か内配管か?無垢材か集成材か?のように。
総論というかトータルバランスで物を考えてることが大事ということがわかりました。ひとつ言えることは総予算が決まっていることです。こればかりは金額を増やすわけにはいきません。
理想の「家」に夢が膨らむわけですが、現実も見つめないとですね。自分たちにとっての「住まい」を今一度整理して考えたいと思います。
ありがとうございました。

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