平屋のリフォームor新築

中古リフォームのほうがトータルで1000万円以上安くできるでしょうが、築50年でもありますし、劣化の程度はプロに見てもらうのが手っ取り早いです。プロに見てもらって活かせるかどうか検討したほうがいいでしょう。

また、1500万で35坪の新築とありますが、それは本体工事費ですか？総工事費ですか？

本体工事費ですと、総工事費はその1.3倍ほど掛かります。つまり、2000万円が妥当な総工事費です。

おそらく土地値
建物は、評価０と査定されたのでしょう。
そして解体費用を差し引き１００円程度価格下げて売る
不動産屋としては建物の価値はないものとして見てるのではないか
と想定します。
築５０年の建物を残すにどれだけの価値または価値観があるかも
検討されたら良いと思います。
ｼﾛｱﾘなど重大なダメージが無いと判断するのはどうでしょうか？
ネット社会なのでいろいろな情報がありますが、
ここで相談はそれの延長にしかすぎません。その物件は誰も見ていません。
どうしたいのか？を不動産屋又は身近な人に意見を聞きながら
自分自身で見定めることです。
鶴崎より

Mochizuki様
初めまして。長野県で設計事務所をしております井野と申します。
長野県は南信の一部を除いて、寒冷地ですので、フルリノベーションする際にきめ細かい断熱工事は必須です。寒さ対策だけでなく水道管の凍結対策も必須です。何も考えず工事をすると冬の電気代が大きくなるリスクがあります。
築50年となると、柱などの構造材が問題なくとも、断熱工事や耐震補強のため、基礎、柱、屋根等を残して解体するフルリノベーションとなりますが、工事代として2000万円くらいの費用は必要だと思います。同じ仕様で新築となれば、工事代2500万円＋解体費くらいは必要かと思います。なお、設計費は含んでいません。目に見えないコンクリートの劣化は進んでいますので、基礎の造りかえも考えると、新築の方がお勧めします。
1500万円で35坪の新築はよく見かけますが、建売のような同じ家を買われるようイメージになると思います。あまりプランは変更できず、最低限の水回り設備、照明無し、暖房無しなどで実現することと思います。快適に住むためにオプションでこれ以上になることお話もよく聞きます。
もう一つアドバイスとして、断熱工事をしっかりするとイニシャルコストはあがりますが、ランニングコストは落ちます。例えば、国の最高基準の省エネ性能のさらに上の燃費半家にすると、長野県の場合、35年経過時点でイニシャルコスト回収どころかお釣り出始める試算もあります。ご予算も厳しいことと思いますが、寒い地域ですので、長いめで、考え方、価値観も含みながら色々検討してみてはいかがでしょうか。

どちらがという前に、築50年の物件次第ではないかと思います。
しっかりとした伝統工法だったりすれば、それに合わせた補強をすれば生かせますし、
劣化著しければ解体、新築となってしまうこともあります。
既存住宅状況調査（インスペクション）も法整備されつつあります。
主に、劣化や蟻害・腐朽、雨漏り、傾きなどを調べることになっています。
今回は建物は解体を前提とした価格のようですのでゼロどころかマイナスとして評価されているかもしれません。

生かせるのであれば、リノベーション1500万～2000万で仕様のいい、内装は新築と同様の物になるでしょう。
新築の場合、平屋は割高になりますので、35坪の1500万住宅は建売並みかそれ以下の最低仕様になると思われます。あれこれ希望をかなえようとすれば2000万円～2500万円はかかってしまうのではないでしょうか。