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天井断熱から屋根断熱に変更した場合の湿気の逃げ道について

築35年の平屋のフルリノベーションが進行中です。
天井断熱から屋根断熱に変更した場合の施工方法や、湿気の逃げ道について、ご教示願います。

現行の、小屋裏換気口付きの天井断熱を、屋根断熱に変更予定です。
屋根断熱材にはセルロースファイバー30㎝厚で施工予定です。
屋根は瓦屋根で、屋根の葺き替えはしません。

その場合、瓦の下は35年前のルーフィングで、透湿性のないものです。
(5年前に台風被害にあい、瓦が飛び、雨漏りした箇所は補修されています)

壁は、通気層を設け、外側には透湿防水シート、壁内をセルロースファイバー、内側には可変透湿気密シートを使う予定で、湿気を逃がす対策をします。
ただ、屋根の場合は、ルーフィングに透湿性がありません。そこに断熱施工(セルロースファイバー30㎝)をした場合、内側にはどのようなシートを貼ればいいのでしょうか。断熱材にもし湿気が入っても、上部から抜くことができないので、透湿性のない気密シートをはればいいのでしょうか。ただその場合、内装材のところで結露しますでしょうか。その対策はどのように考えたらいいのでしょうか。

瓦は瓦の下が通気層がわかりになるから大丈夫と言われたのですが、ルーフィングに透湿性がないので、湿気の逃げ道にはならないと思うのです。今の野地板の下に、一層通気層を設けた方がいいのでしょうか。

素人でなにか大きな勘違いをしているのかもしれませんが、専門家の皆様のアドバイスをいただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

  • 天井断熱から屋根断熱に変更した場合の湿気の逃げ道について

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2024年 6月17日
初めまして、アーキネットデザインLLC代表の市川均と申します。おそらく大きな勘違いをしています。原則として天井断熱は内断熱のこと、屋根断熱は外断熱のことです。天井が勾配なのかフラットなのかの違いではありません。今回野地板の下で断熱するのであればそれは天井断熱ですので、勾配天井内で換気しなければなりません。通気層は断熱材の上に設けます。屋根材(瓦)の下の通気層とは別の目的になります。素人の方にはわかりにくいかもしれませんが、防水ライン、気密ライン、断熱ライン、それぞれに内と外の境界がありますのでお気をつけください。
アーキネットデザイン合同会社代表
早稲田大学建築学科非常勤講師 市川均
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ユーザーの返答

2024年06月18日

とみのプロフィール写真

大きな勘違いで、お恥ずかしい限りです。
アドバイスをいただき、ありがとうございます。
たとえ屋根勾配に沿わせて断熱材を入れるとしても、野地板の下である以上、単なる内断熱と考えないといけないのですね。となると、やはり勾配の野地板と、勾配の断熱材の間で数センチでも通気層をもうけるのは必須であり、その通気が抜ける先として、新たに棟換気も設置しないといけないのだと理解しました。(この理解であっているか若干不安が残るので、またもう少し調べてみます。)ありがとうございました。

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