天天さん
ご返事ありがとうございます。
設計をする立場として、家を建てる方が読む本というのは住宅入門書的な本が多く、ある程度知識を重ねると読まなくなる内容の物です。
現在発売されているその手の書籍についての知識は少ないのでお施主さんが読んでいた本を紹介いたします。
こぐれひでこ:こぐれの家にようこそ
http://www.amazon.co.jp/こぐれの家にようこそ-ハヤカワ文庫NF-こぐれ-ひでこ/dp/4150502978/ref=pd_cp_b_0吉谷桂子:花に囲まれて暮らす家
http://www.amazon.co.jp/花に囲まれて暮らす家-イギリスに住んで考えた家づくり-吉谷-桂子/dp/4083330775渡辺篤史:渡辺篤史のこんな家を建てたい
http://www.amazon.co.jp/渡辺篤史のこんな家を建てたい-講談社文庫-渡辺-篤史/dp/4062731495/ref=pd_sim_b_1上2冊はライフスタイルから女性に支持されている方が書いた自邸や仕事にまつわる住宅の本です。
自身の住宅に対するイメージの基にされておられ、そこから、気になる建築家を発見されておられました。
最後は有名なTVプログラムの書籍です。渡辺さんは下手なプロより作品を見てられてますが、基本的に素人の目線からの言葉なので、解りやすくて良いと思います。
あくまでも「こんなイメージが好き」という出発点だと思います。
興味を持てば頭に入りやすくなります。
それからの勉強にて中には設計事務所とのお話もスムーズにする事が出来るくらい知識を付けられる方も居ます。中には僕たちが読むような本も読んでらた方もいました。
また、多くの方は雑誌等を買ってられます。
ハウスコの特集でのインタビューでもおなじみの
「住まいの設計」
「モダンリビング」
「I'm home」
等がお勧めです。
住宅雑誌には設計者向けの内容もありますので、これらは一般向けの雑誌だと思います。
各号事に特集記事が違いますので、それらを目安に購入するのが良いと思います。
また、記事の中には住宅を造るにあたってのアドバイスや悩み解決等役に立つサブ特集も有ったりします。
3誌とも住宅の傾向が違いますので、自身に合った内容をお探しください。
これらの雑誌から、住宅にかかる金額がだいたい把握出来るようになると思われます。
ローコスト特集等では金額やコストダウンの理由等を書いてられるので、自身のイメージする住宅がどれくらいかかるかの目安です
バックナンバー等もありますが、大きな図書館にいけば雑誌コーナーに置いてあると思いますので、そこで下見するのも良いかと思います。
あとは皆さん同じような苦労をされています。
銀行での融資での色々、ローンの仕組み、工事費用以外にかかるお金、希望の住宅を建てたいという気持ちで打ち勝っています。銀行に断られたり、ギリギリの予算では無理だと解って工面したり。
勿論、住宅資金についての本も有りますが、僕は知りません。ご自身で大きな本屋にてお探しください。絵があって分かりやすいのが良いと思います。
本を失敗しても数千円です。本番で失敗する事を思えば、微々たる金額です。
最後にインターネットでの勉強は何故辞めた方が良いかという事ですが、ここに質問をされるくらいなのですから、ある程度検索等を活用していると思うのですが、たぶん情報が多すぎてたどり着けないのだと思います。基本的な知識があればそれらを判別して必要な情報を手に入れる事も可能ですが、そうで無い場合はよけいに解らなくなるだけです。
自分が必要な情報は何かぐらいは解る程度になれば、インターネットも利用価値があると思います。
林泰介