いつき 様
はじめまして
フォレスト建築研究所の小椋(オグラ)と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
築150年以上前の古民家の、中の間取り取り(キッチンや風呂場を含む)をずべて一新するスケルトンリフォ-ムのご相談・・・・とのご相談ですが、
岡山で100年近い古民家再生やほかにもフルリフォ-ムした経験から、お答えします。
ご実家である古民家を何らかの形で継承したい・・・とのお気持は大変大切かと思います。ご自身も含め、ご両親、ご家族の思い出と家の歴史がたくさん詰まっていますね・・・。
古民家には、不便さもありますが、新しく建て替えした住宅では得られない、年月が積み重ねてきたかけがえのない、時間と記憶が折り重なった独特のものがあります。
スケルトンリフォ-ムにあたり
・古民家の良さを生かしながら、現代的な生活との折り合いをどう付けるか・・・
(古民家の良さのどう生かすか、どんな生活をしたいか・・・)
・シロアリや木材の腐食など、基礎を含めた建物本体の構造的な問題はないか・・・
・既存を含めた給排水設備や電気配線等の移設・新設への対応はどうするか・・・
・ご希望の広さと必要な部屋数などをどう調整するか・・・
・工事の依頼先は・・・
・かけられるご予算はどのくらいまで可能か・・・
(現状の建物の状態、ご希望の変更内容により金額に大きな開きが出ることが予測されます)
考えればきりがありませんが、古民家リフォ-ムで初めに大切なことのひとつは、
現状建物の調査を十分行ない、調査結果への対処法とその予算計画を検討しておくが重要です。
特に一見して見えないところのシロアリ被害や土台等の腐食などはないか。
(関西では、イエシロアリによる被害が見えにくい、柱や梁などの上部にまで及ぶことがあり、骨組みをそのまま使えないことがある)
地震などに対する基礎や壁が有効に設置できるか、屋根であれば、茅葺き屋根の上に板金屋根としている場合、屋根を葺く下地として現状のものが使えるかなどなど・・・。
具体的な現状建物の事前調査により、工事内容や工事費の目安、工期などの不確定要素を少なくしておくことで、工事費の追加変更が少なくなります。
基本的には、古民家の設計・監理の経験のある人に、良きアドバイザ-であり、良き設計者となってもらい、事前相談から、工事の進捗に合わせ、工務店(柔軟に対応できる経験と技術のある所)に適確な指示が出せるに方に相談してみるのが良いと思います。
当事務所では、建物の設計とともに、住み始めてからの”生活をデザインする”こと、”“家族の幸福な時間と空間をデザインすること”を基本に建物と住環境を一体的にザインすることを心がけています。
住まう方のご要望をじっくりお聞きし、コンセプトを明確にしながら、また、長きに渡り快適で愛着のわく、「ひとを幸福にする住まいづくり」を理念に設計を行っています。
「古民家再生」の事例紹介は一部ですが、当事務所のホ-ムペ-ジをご覧いただければご覧いただけます。なにかあれば、お気軽にご相談いただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
小椋 祥司(オグラ ショウシ)
フォレスト建築研究所
(工学院大学建築学部非常勤講師)
TEL 042(808)9785
FAX 042(553)7905
携帯 080(4812)8584
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