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中古戸建てリノベーション平屋断熱・気密

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屋根の断熱について

賃貸の平屋に住んでいます。
近いうちに家を買い取り色々とリフォームしたいと思っており、吹き抜けの様な天井にしたいと考えています。
添付された画像の様な屋根の場合、屋根に断熱材を敷き詰めると良いと別の質問で皆様からアドバイスを頂きました。(回答してくれた方々ありがとうございます。)
自分なりに調べたのですが、通気層を設けないと湿気にやられてしまうと言う話を幾つか目にしました。
そこで質問です。
屋根を工事し、通気層を設けて断熱材を敷いたほうが良いのか、それとも断熱材を敷き詰めて板を張って隠すだけでも問題無いのか知りたいです。
もし後者でも問題無いなら自力でやろうと思っています。
まだ先の話ですが、買い取る際に出来る事出来ない事を予め知った上で買い取りたいと思っています。
よろしくお願いします。
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専門家の回答

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星マーク
相談者が役に立った
2020年 3月12日
お悩みですね。 無理もない。 私は積雪寒冷地の建築家ですので、小屋裏換気の悪さに悩んでいる家をよく見ます。
換気が悪いと、冬は内部結露を起こし、夏は天井裏に熱がこもり、暑くて堪りません。
切妻屋根で、吹抜け風ということは、小屋裏が小さくなるので換気量は小さくなり、対策を講じないと、大変なことになるでしょうね。
施工の順番でいうと、天井下地の野縁を組んで、その上に十分な厚さの断熱材を入れます。
断熱材は、2層をクロスさせて入れたほうが、断熱の欠陥が少なくなるのでベターです。
次に、野縁の下に隙間なく、ポリエチレンフィルムを敷いて、気密性を高めます。
廻縁や、電線の穴や、換気扇など、至る所に隙間ができるので、それを塞ぎます。
気密性を高めると、室内の湿気が天井裏に回らず結露を起こしにくくなるのと、室内の熱が天井裏に逃げるのを防ぐ効果があります。
ポリエチレンフィルムの下に、通常の仕上げを施します。
小屋裏の換気ですが、ある程度広くとれるのであれば、両方の妻側の高い所に大きめの換気口を付けます。 何にも考えずに付けると、そこから雨が入る恐れがあるので注意して下さい。
小屋裏を広く取れないのであれば、棟部分に一列に棟用の換気口を付けます。 既製品もあるし、板金で作ることも可能です。 ここも雨対策は万全に。
写真を見ると、建物が長そうなので、両サイドの妻からの換気と、中央付近の棟からの換気を、両方行ったほうがいいかもしれませんね。
吸気口は、軒裏から十分とって下さい。
涼しい空気が下から入り、熱せられて軽くなった空気が、高い所から抜ける。
空気が抜けた分、下から新たな空気が入ってくる。
小屋裏の空気が、自然の力でどんどん換気されるのが理想です。
建築は、見た目だけの気持ちの良さだけでなく、熱環境や空気環境も含め気持ちの良い空間にしないと、心地よいものにはなりません。
その道に強い専門家と、納得出来るまで相談してみて下さい。
妥協しないことです。
矢印
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矢印
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星マーク
相談者が役に立った
2020年 3月12日
長く住まわれる予定だと思います。
予算を出してでも通気層の確保をお勧めします。建物にとって湿気は大きな敵です。夏の快適性、冬の湿気対策に大きな役割を果たすものになります。
よろしければ是非お声掛けください。
矢印
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