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天井の下地と断熱

平屋戸建の以前和室だった14畳ほどの部屋を自分でリノベーションしています。
既存の天井を取り払い、現在屋根の野地板と45mm角の垂木がむき出しの状態です。ここに垂木の高さの通気層を作りそして最低でも100mm以上、できれば150mmくらいの断熱材を入れたいと思っているのですが、どのような骨組みを作って行ったら良いのでしょうか? 寒冷地なので断熱材はできるだけ厚くしたいと思っています。
私の考えでは、垂木の下に45mm角を母屋と平行に走らせ断熱材を詰め、その下にまた45mm角を垂木と平行に走らせ断熱材、また45mm角+断熱、の合計135mm (ようするに3層の45mm) を考えていますがどうでしょうか? 
もしくは45mmを1層と90mを1層とも考えていますが90mm材は杉45角よりもかなり重いように感じ少し不安です。
野地板下の既存の45角垂木の層は通気層として確保したいのであくまでも断熱層は新規で既存垂木下につくことになります。
アドバイスがありましたら是非お聞かせください。
  • 天井の下地と断熱

専門家の回答

4件

2021年 1月26日
佐久間と申します。45角を直交させながら打ち付けて、勾配天井に仕上げて梁や束を室内にあらわしにするということでしょうか?もしそうであるなら、野縁を直交させることは木熱橋を減らすという点でも良いと思いました。屋根の通気ですが、空気層を設けてどこから排気するのでしょうか?棟換気ができるのでしょうか?気密シートはどうするのでしょう?
矢印
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矢印
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2021年 1月26日
垂木の高さだけの通気層では、通気が取れませんよ。
空気の入口はの起点から取るとして、排気は両方の妻側から取るんでしょうね。
その分の高さも確保して下さい。
それから気密も上手に施工しないと、大変なことになります。
断熱は、グラスウールを200位入れたらどうですか。
寒冷地で一般の人がこのような施工をするのは怖いな。
矢印
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矢印
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2021年 1月27日
こんにちは。
他の方が言うように、ここはプロに任せて「天井・壁共に吹付断熱」がいい
と思います。

理由としては
①素人が工事するには危険
②グラスウールは寒冷地では屋内の防湿シートとセットです。
湿気が天井裏や壁内に充満しやすく、湿気を吸ったグラスウールは性能が落
ちます。また防湿シートの施工は熟練を要します。
③グラスウールは夏に暑くなると、魔法瓶効果で夜になっても熱を放射する
場合があります。
④吹付断熱ですと「気密」も同時に取れて、湿気があっても性能がほとんど
変りません。
※デメリットとしては火災時に有毒ガスを発します。

施工としては、垂木下に遮熱シートを張って、それを胴縁で押えます。
次に「吹付断熱」を施工します。
小屋裏に20〜30㎝程度の通気層を確保して天井下地を梁に絡めて天井を施工
します。

夏の小屋裏の熱気対策として、天井の部屋内側に給気口を設けて、給気口の
対角側の「通気層の壁部分」に換気扇(天井扇=逆止弁付)を取り付ければ
いいと思います。

参考にして下さい。
アース・アーキテクツ一級建築士事務所 鷲巣(ワシズ)
矢印
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