いつかは家が欲しいと漠然と思い、長男が誕生した際にも家造りを検討。建てる一歩手前まで行ったものの「何か違う」と白紙に。月日は流れ第二子が誕生し、小学校へ上がることを機に気持ちが前のめりに。よく行くキャンプ場への散歩がてら土地を見ていると自分…
「市川の住宅」は、鉄筋コンクリートの箱を入れ子構造によって構成しています。 外側の箱は、隣地や道路との関係をコントロールできるように開口部の大きさや位置を決め、内側の箱にはLDKや主寝室といった居住スペースを計画しました。 つま…
以下は、「新建築住宅特集2022年5月号」掲載テキストより抜粋です 中心を自然が抜ける家 建主からの要望は、明るく開放的な平屋、トレーニングができる広間、コンクリート造、そして眺めのよい土地を一緒に探してほしいなどであった。敷地…
千葉県佐倉市内に建築した平屋構造(小屋裏利用の2階建て)の家。 壁は全て素人のワークショップで竹小舞をかき、荒壁塗りをしてコストダウンを実現しました。仕上げは左官職人による土塗りと漆喰です。 木組みは千葉県産の天然乾燥材を手刻みした伝統…
陽だまりがあり、風が抜ける普通で潤いのある家 ・1階にリビングダイニングを計画した上で、採光と通風をとれる開放性を持たせながらプライバシーを守るという相反する条件を解決するために、1階床のレベル設定を高めにし駐車スペースと前庭の間に目隠し…
20m近い崖の下にある陶芸作家の工房付住宅です。崖条例をクリアするために、崖から建物を遠ざけて配置しました。道路側に建物が配置されるため、採光を確保しながらプライバシーを確保するためにハイサイドライトを連続させました。崖側が南側なので、1階…
東京から90km位離れた海の近くにこの家はあります。 これはサーフィンを愛する夫婦の小さな週末住宅です。 毎朝2階やバルコニーから波の様子を観察することができます。 まず最初に60m2の小さなシンプルな住宅を考えて、次に夫婦の生活…
千葉県館山市の国定公園の中にある敷地。窓からは防風林の隙間から水平線が覗きます。空が高く海風が吹き抜けます。普段、多忙にしているクライアントが、海で楽しんだり、夫婦だけの時間や仲間と交流を深める場です。ここでは必要なものを厳選し無駄なものを…
千葉県一宮町は外房に面し、日本だけでなく海外からもサーファーが訪れ、サーフィンが盛んな地域です。 この共同住宅は、計14戸全てメゾネット型住戸で構成され、各住戸が接したり、離れたり不規則な配置計画としながらも、2階のバルコニーで繋がっ…
千葉県・九十九里浜からほど近くに位置する週末住宅。会社の保養所でもある。 長生郡白子町は、テニスコート数が日本一多いことで知られる保養地である。 この地域は、夏季は南から、冬季は北西からの卓越風が吹く。 まず夏季に風を取り込むた…
【旗竿地に建つ小さな住宅】 千葉県千葉市の閑静な住宅地。 四周を住宅に囲まれた旗竿敷地に建つ、茶道を嗜むご夫婦と2人のお嬢さんのための住まいです。 庭の片隅に咲く椿のように家々の隙間に垣間見える赤い外壁、椿の木を用いた茶室、庭に植えら…
マンションの1室をフルリノベーションした我孫子の家1(路地裏のある家)。 自転車の趣味をもつ依頼主からの相談で、自転車を部屋の中に置きたいということから、部屋の中にレンガ張り壁のある土間を作り、玄関に入っても裏路地のような空間をデザインし…
奥様のネイルサロンを併設した住宅である。敷地はニュータウンと昔ながらの田園地域の境界にあり、田園地域の風景の良さを引き継いで、下屋(母屋から差し出した屋根)のある家としている。南北に出した下屋は、北側の玄関につながる土間では自転車を置いたり…
12畳天井高4.1mの大きな土間が玄関となった住宅です。片流れ屋根の下には、家族が集まる様々なスペースがあり、スキップフロアーで繋がります。
大きな屋根の下に大きなテーブルのある住宅です。 軒下の半屋外空間(外リビング)から中に入ると、コンクリートの土間の中央に造り付けの大きなテーブルがあります。テーブルの一部はキッチンや書斎、勉強コーナーとなり、テーブルの周りではいろいろなア…
九十九里海沿いにある築30年の木造住宅。リノベーションコンセプトを『サーファーズハウス』に絞り込みフルリノベーションしました(販売物件)。 1階和室を基礎から壊して外テラスから続くホビールームに。 家事動線を変更し洗面室を広くしまし…
オーナー様からはリビングに土間、アクセントで木の格子が欲しいという要望がありました。その要素を取り入れ、リビングの南に土間空間と階段があるプランを提案させて頂きました。南側に階段?と少々戸惑っておられましたが、南側に建つ家の上から差し込む冬…
君津の山麓の集落に建つ、築60年の民家の改修計画。 建て主は豊かな緑と山の環境に囲まれて活動的に暮らすことを思い描き、この民家を購入しました。再生にあたり、既に周囲に馴染んでいる外観には極力手を加えずに、しかし機能的かつ快適に暮らすた…
郊外の住宅地に建つ二世帯住宅です。 ほどよく距離感を保ちながら、「繋がって棲む」ということがクライアントから与えられた命題でした。 二つの家族を上下2つのフロアに分け、浴室と玄関を共有する形式をとりました。 それぞれのフロアに…
h3+/126 house リモデルスタイル作品コンテスト 2008全国最優秀賞受賞 BS朝日「辰巳琢郎の家物語」 2009.04放映 築30年のテラスハウスのリニューアルです。RC壁式構造、設備関係の既存条件を読み込みなが…
道路面から≒80cmレベル差を持つ敷地の間口は4.6m 奥行き12.6m というものでした。 ここでガレージハウスとなる必要ボリュームは必ず3層を要しますが厳しい高さ制限も受けます。 1階は木質耐震フレームを連続的に挿入しガレージ+…
愛知県田原市に建つ木造2階建ての住宅です。 南と東は境界ギリギリまで建物が迫る、日照条件の厳しい敷地ですが、西側の桜並木の眺めはとても良い雰囲気。 朝の明るさや、西日の暑さ、眩しさなどの問題もありますが、それを差し引いてもプラスと受け取…
車やバイクを大切にされるクライアントと敷地がもともと持っていた≒1.2mのレベル差をどのように結びつけるかを考えることによって導かれた空間です。 道路レベルにあるアプローチは併設されるガレージを眺めながら中庭に向かってレベル差を解消しなが…
この家には、玄関も廊下も細々と分かれた部屋もありません。家全体が、庭まで含めてひと繋がりの大きな空間になっています。 何LDK、という部屋数で語る最近の家づくりに対する疑問から生まれた作品です。
栃木県・上三川町で、築150年以上の古民家をリノベーションしました。 既存の古民家は、かつて日本中どこにでもあった水周りのある土間と玄関が一緒になった農家の形式です。 それが長い年月の間にさまざまな家族形成を経て、増改築を繰り返して…
北側の路地から遊歩道までつながるZ型の変形敷地を全長23mの長い廊下でつないだ住まいです。 この廊下、幅を少し広げ各部屋とつなげると、ただの廊下ではなく+αの様々な顔をもつ廊下になります。廊下に下駄箱をおくと玄関ホールになります。同様に、…
埼玉県深谷市の田園風景の中に点在する住宅地の中の一軒家。築50年程度が経過していると思われる木造平家に住宅です。今回は、この建物を住居兼ワークスペースにリノベーションするプロジェクト。既存の建物は、エステサロンとして使用されていた時期もある…
本計画地には元々築年数が不明の古民家が建っていた。現地調査の段階では既に増築やリフォームを数回繰り返されていたが、半世紀ほど前には土間の台所や薪釜、離れに厠や五右衛門風呂などがあったとの事。 残念ながら東日本大震災では建物に大きなダメージ…
鹿児島大学にほど近い場所にある居酒屋の改装計画。 提供メニューの変更に伴い、目新しい変化が求められる一方で、元からある敷居の低さや温かさを残したいというクライアントからの要望があった。そこで今回の計画では、新しさの中にもこれまで親しまれてき…
記憶を繋ぐ 雄大な河川に沿って建つ、一戸建て住宅の計画。建主である私の弟家族は、これから始まる子育ての場所として祖父母が暮らし、自らも幼少期を過ごした思い出の敷地を選択した。 既存の住宅も思い出が詰まった場所ではあったが、老朽化も進…
敷地は広く、建物の周りには畑や庭、駐車場が欲しいということで、敷地の周りには全て3m以上のへりあきを計画し、余白のある計画としました。 屋根を伸ばし、半屋外空間を建物に取り込もうと考えました。玄関前のポーチと連続するように、半屋外スペ…
丘陵地の頂上部に位置し遠く丹沢や多摩丘陵を望む敷地に建つ、ご家族3人の住まです。北側に公園、西側と東側は3m以上の高低差のある隣地に接した、見晴らしの良い場所にあり、初めて敷地を訪れた際に、おおらかな屋根がそっと架かり、慎ましく佇んでいる小…
敷地の前面には遊歩道のある小川と、豊かな緑が点在する長閑な雰囲気の場所に建つ5人家族の住まいです。建主の要望は皆の居場所があること、変化のある空間、開放的な空間が欲しいという3つ。 要望から家族5人の居場所が確保され、つかず離れずの距…
歴史ある神社の参道沿いにある4人家族の住まいです。 敷地周辺は参道沿いに形成された古くからの住宅が点在し、 昔ながらの日本家屋の風情を残しています。 この周辺の雰囲気を壊すことなく昔からあったかのような、 佇まいと建築のあり方を意識…
北側道路に接道した住宅です。 南の隣家の影響を受けるため、1階をプライベートルーム、2階をLDKに設定しました。 北側の玄関を入ると、目の前に中庭とそれを囲むプライベートスペース、2階には南に大きく開口をとったワンルームのLDKが広…
横浜の雛壇状造成地にある敷地は、南の擁壁の上には住宅がそびえ、東の家屋も迫り、冬の日照が厳しい場所だった。そこで、二階に持ち上げた日当たりの良い場所を「冬のリビング」、影により涼しく過ごせる一階を「夏のリビング」として季節毎の快適性を最大化…